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防災コラムVol.257

寒い季節は要注意!「ヒートショック」

公開月:2006年9月

2012年1月11日

ヒートショックで亡くなる方は年間1万人にのぼると言われている。

「ヒートショック」ってなに?

入浴前にはシャワーなどで浴室内を暖めておく

2012年1月6日、富山県朝日町の温泉施設で、入浴中の70代男性2人が溺れて死亡した。警察では、いわゆる「ヒートショック」で死亡した可能性があるとして調べている。
「ヒートショック」とは、暖かい場所から寒い場所へ、逆に、寒い場所から暖かい場所へ移動することで、脈拍や血圧が急激に変化することでショック状態に陥ることをいう。ショック状態になると、脳出血・脳梗塞・心筋梗塞を引き起こし、死亡することもある。特に脱衣所から湯船につかるときや、ストーブなどで暖まった部屋から寒いトイレへ移動するときなどは注意が必要である。

注意が必要な人とは

浴室に暖房設備が備わっている場合は是非活用したい

ヒートショックで特に注意が必要な年代が、加齢とともに血管が脆くなっている「65歳以上の高齢者」だ。これは、急激な血管の収縮-膨張によって、ヒートショックが引き起こされるためだ。このほか、高血圧・動脈硬化・糖尿病の症状がある方も注意が必要である。また、飲酒後の入浴は通常よりも血圧の変動が大きくなるため、ショック症状のリスクが高まる。そのため、晩酌後の入浴は控えた方がよい。

ヒートショックにならないために

風呂のお湯は熱くなりすぎない38~41℃に設定

ヒートショックの対策は、移動先との温度変化を抑えることだ。では、具体にどのようなことをすればよいのだろうか。
■入浴時
1)脱衣所にストーブなどを置いて、室内全体を暖めておく。
2)浴室にヒーター等の暖房設備が備わっている場合は、入浴前に温風を出す。このほか、風呂のふたを開け、蒸気で浴室を暖めておく。また、シャワーや風呂のお湯で壁や床を暖め浴室内の温度を上げておく。
3)入浴前には、体の末端部分にあたる手や足にお湯をかけ、体を徐々に温めてから風呂に入る。
4)お湯の温度は38~41℃程度にする。あまり熱い温度に設定すると体に負担がかかる。
5)複数人で暮らしている場合は、若い世代から入浴して浴室を暖めておき、続いて高齢者が入るようにする。
■戸建住宅(冬の場合)
戸建住宅の場合、各部屋の温度には違いがある。比較的出入りの少ないトイレは温度が低くなっている。また、移動する際には廊下の床が冷えきっている場合もある。トイレを含め戸建住宅内で移動をする場合は、靴下をはき、重ね着をするなどして、体が冷えないよう工夫をする。
また可能であれば、床暖房などで家屋全体を効率的に暖めるシステムを導入するとよいだろう。

まだまだ寒い時期が続く。特に一人暮らしをしている高齢者については、子や孫がアドバイスをすることで、予防に努めていただきたい。

 

(文・レスキューナウ危機管理情報センター)

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