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防災コラムVol.239

防災グッズの定期点検

公開月:2006年9月

2011年8月24日

9月1日は「防災の日」。東日本大震災を機に各家庭で防災関連用品を準備した方も多いだろう。いざという時でも、正常に使えるようにするためには定期的な点検が必要だ。

乾電池の点検

非常食の消費期限を統一すると、管理の効率性が上がる。

数ある防災アイテムの中で、まずチェックしておきたいのが「乾電池」だ。
災害発生時において重要なことの1つに「情報収集」がある。いつ・どこで・どのような災害が発生したのか。地震であれば、各地の震度・津波の有無など。気象災害であれば、気象庁からの発表情報や今後の天気の見通しなどについて把握する必要がある。これらの情報をもとに、どのような行動をとるのかが決まってくる。いわば情報は「行動の指針」を決定付ける判断材料となるのだ。しかし、災害発生時は停電になる可能性が高く、また、避難を余儀なくされる場合もあることから、移動しながらでも情報収集ができる「ラジオ」が欠かせない。このほか、暗い中でも周囲の状況を把握するためには、懐中電灯が必要となる。そして、ラジオと懐中電灯に欠かせないのが「乾電池」だ。いざという時、電池が使える状態にするためには、定期的な点検が必要となってくる。では、どのような点に注目すればよいのか。
点検のポイントは、乾電池の「使用推奨期限」だ。使用推奨期限とは「期間内に使用を開始すれば電池は正常に作動し、日本工業規格(JIS)に規定する持続時間などの性能を満たす」ことを意味している。この使用推奨期限は電池本体に記載されており、「月-西暦年号」および「月-西暦2桁」の順で表記されている。例えば、使用推奨期限が「2018年4月」だった場合、「04-2018」および「04-18」と表示されている。期限が迫っているようであれば買い替えのタイミングとなる。また、乾電池の残量を測定する「乾電池チェッカー」と呼ばれる装置を使うことで、買い替えの目安を判断することもできる。

非常食の点検

いざというときに必要となる乾電池。定期的な点検は必要だ。

東日本大震災発生直後、支援食糧が避難所に届くまで時間がかかった。食料が届くまでの間、十分な食事ができず、苦労された方も多かった。最低でも3日間分の食糧は確保しておきたい。では、非常食を購入する際のポイントとは何なのだろうか。それは、賞味期限を統一するということだ。気に入った非常食をバラバラに購入すると、そのひとつひとつの賞味期限を点検しなければならず、かなり面倒な作業となる。ところが、賞味期限を統一して購入すれば、期限が迫ったタイミングで一斉に買い換えればよく、効率的に点検を行うことができる。最近では、こうしたことを意識した非常食が多く販売されるようになってきたほか、賞味期限が5年の商品も出てきた。また、カロリーを抑えた商品もでてきている。経済性・安全性・健康を意識した商品を購入するよう心がけよう。

意外と見落としがちな消火器の点検

劣化が進むと破裂する可能性がある消火器。適切な管理が求められる。

消火器の耐用年数確認は意外と見落としがちだ。これまでにも耐用年数を経過した消火器が破裂して死傷する事故が発生している。人命を救うべき消火器が、逆に人命を奪う凶器ともなりかねないため、耐用年数の確認と設置場所の点検は欠かせない。
消火器の耐用年数は消火器の取扱い説明書や本体のラベルに記載されている。また、耐用年数が記載されていないものについては、おおむね8年が耐用年数とされている。設置場所としては、消火器本体のサビや腐食を防ぐため、雨水や湿気が少なく、直射日光が当たらない場所に置くのがベストである。なお、最新の情報については参照リンク「社団法人日本消火器工業会」ホームページより確認されたい。

十分な防災グッズを揃えたとしても、その後の管理や点検が行き届いていなければ、全く役に立たないこともある。東日本大震災で得た教訓を、次の災害へ活かすためにも、1年に数回は防災グッズの点検を行い、災害発生時における苦痛を最小限に抑えられるようにしておきたい。

 

(文・レスキューナウ危機管理情報センター 三澤裕一)

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