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防災コラムVol.231

停電時に役立つ「LEDダイナモマルチラジオ」

公開月:2006年8月

2011年6月22日

東日本大震災では、地震発生直後から停電となった地域が多く出た。そこで今回は、停電時に役立つ「LEDダイナモマルチラジオ」について紹介する。

持ちやすくて軽い

LEDダイナモマルチラジオ

「LEDダイナモマルチラジオ」は、以前にも本コラムで紹介したプチホワイトのように、ラジオ、LED懐中電灯、携帯電話の充電機能が1つにまとまったものである。特に災害時の情報源となるラジオについては、AM・FMの放送を聴くことができる。本体の重量は125gで、プチホワイト(175g)や300ページ程度の単行本(約200g)と比べて軽い。また、持ちやすいようデザインが工夫されているため、女性や子供でも持ち歩くことも可能だ。通勤や通学などの際のバッグにも十分収まる。そして、最大の特長は手回しの充電機能がついていることだ。

情報収集のツールとして

東日本大震災が発生した2011年3月11日14時46分。地震発生直後から被災地の広域で停電となり、テレビからの情報収集が困難な状況となった。河北新報社と東北大学災害制御研究センターが、東日本大震災の津波で被災した宮城県沿岸部の自治体と住民らを対象にアンケート調査を行い、津波によって浸水した地域の住民に「津波警報を入手するための手段」について尋ねた。以下はその結果である。(複数回答可)

  • 携帯ラジオ:24.2%
  • 携帯電話、携帯メール:22.3%
  • 入手できる状況になかった:21.8%

以上から、宮城県沿岸部では地震発生直後から発生した停電、大津波警報の発表による避難のため、携帯ラジオによって情報収集に努めた方が多かったことが推察される。
当然のことながら、長時間使用していれば必ず電池切れとなるが、こうした状況を解決するひとつのグッズが「LEDダイナモマルチラジオ」だ。このグッズには、手回し式の充電機能が備わっている。メーカーによると1分間に120回の手回し充電で、ラジオは15~30分間聴くことが可能だという。

情報発信の電源確保

携帯電話は重要な情報発信源となるため電源の確保は欠かせない

東日本大震災では、固定電話や携帯電話での通話ができない状態が長く続いた。一方で、メールやツイッターなどのインターネットは、場所によって異なるものの、比較的接続できる状況にあった。大規模な火災に見舞われた宮城県気仙沼市では、携帯電話のメールが使用できたことで、孤立していた約400人が救助されたという事例がある。
また、気仙沼市役所では地震発生直後から停電が発生したため、ホームページでの情報発信が困難となった。そこで担当職員は、市の公式ツイッターを活用した情報発信を、携帯電話の回線を使って行った。その内容は放送などでも取り上げられ、電話・ファックスなどの情報網が寸断された気仙沼市の状況把握に役立った。なお、ツイッターへの書き込み(ツイート)は携帯電話からも可能である。
つまり、携帯電話は自身の安否や地域の状況を外部へ知らせるためのツールであり、災害発生直後においては、その電源を確保することが極めて重要なことといえる。
そこで「LEDダイナモマルチラジオ」には、各携帯電話会社に対応した充電アダプターが付属されている。メーカーによると1分間120回の手回し充電で、連続待受け時間は30分だという。より長く充電すれば、簡単なメールや短時間のネット接続は可能といえるだろう。

情報を入手するにも、発信するにも電源は欠かせない。その電源を「手回し充電」という形で確保できるのであれば、防災対策のひとつとして「LEDダイナモマルチラジオ」を用意することを検討してみてはどうだろうか。

※LEDダイナモマルチラジオ:レスキューナウでは2011年8月末より発売予定

(文・レスキューナウ危機管理情報センター 三澤裕一)

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