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防災コラムVol.213

プチ防災グッズを携行しよう!

公開月:2006年8月

2011年1月26日

皆さんには、常に持ち歩いている防災グッズがあるだろうか? 日ごろから災害等の情報を発信している株式会社レスキューナウで、社員が「携行している防災グッズ」のアンケートを行ってみた。

携行すべきものは個々人で異なる

感染症対策のグッズはコンパクトサイズのものが多い。

アンケートでは「コンタクトレンズ・眼鏡関連一式」という回答があった。被災時であっても、コンタクトレンズをいつまでも装着していることは、眼病を招く要因となる。そのため、旅行用のコンパクトな洗浄液や洗眼液・保存ケースはもちろんのこと、眼鏡を常に携行しているとのことであった。さらに、眼鏡用ネジのドライバーを携行している社員もいた。眼鏡がないだけで、行動がスムーズにとれなくなることを考えると、必要なものといえるだろう。ほかには、自身の常備薬と緊急連絡先一覧表を携行している者もいた。
以上のことからわかることは、それぞれ個々人が日常から必要とするグッズは、緊急時のために携行しておくと安心だということ。特に、体調に関わる常備薬がある人は、いつでも持っておくべきだろう。

無料配布されている物も活用を

屋内などに閉じ込められた際には、ホイッスルをリズミカルに吹き鳴らすことで自分の存在を知らせよう。

今回のアンケートでは、頂き物を携行している社員もいた。例えば、「ホイッスル」・「地域危険度マップ」・「N95(微粒子用)マスク」などだ。
皆さんは、防災・危機管理をテーマとした展示会やセミナーに参加した経験はあるだろうか。レスキューナウ社員は職業柄、こうしたイベントに足を運ぶ機会が多い。会場では、出展企業が自社をアピールするために、関連商品を無料で配布している光景がよくみられる。新型インフルエンザが流行していた時期には、多くの企業がマスクを配布していた。また、二酸化塩素を配合した除菌・消臭スプレーを配布していた企業もあった。持ち帰りがしやすいよう、コンパクトサイズの商品を配布しているため、ビジネスバッグにも十分収まるものが多い。このほか、景品でもらった「太陽電池パネル式携帯電話充電器」を所有している者もいた。
このように、展示会やセミナー・景品などで無料配布されているものを活用するのも手だ。

他者を意識したグッズの携行

太陽電池パネル式のLEDライト。日頃からバッグのフックにつけておけば充電効率もアップ。暗い場所でも一定時間は発光する。

「防災グッズ」というと自分自身を守ることを前提に考えがちだが、アンケートでは「他者を助けるためのグッズ」を携行している社員がいた。
そのひとつが、「蘇生用のマウスピース」だ。年間約3~5万人が病院外で心臓発作に襲われ、心停止になっているというデータがある。2009年の総務省消防庁の発表では、救急車の出動依頼を要請から救急車が現場に到着するまで、全国平均で「約8分」。この「8分」でどれだけの措置を行えるかで、生死を分けることもある。蘇生用のマウスピースがあれば、躊躇なく人工呼吸が行えるため、迅速さが求められる現場で役立つだろう。AEDを備えている駅や公共施設も増えてきているが、自身へのウイルス等の感染を防ぐためにも、私たち一人ひとりが人命を救うための備えをしておくことも重要だ。
また、「アルミ製のブランケット」という回答もあった。主に避難所生活での防寒対策を想定したグッズではあるが、考え方次第では「疾病者の搬送」・「汚物を覆う」など、用途が広がる。
また、身近なものでは「絆創膏(ばんそうこう)」を持っている者もいた。「以前、電車内で指をケガした方に、たまたま自身が使用するために持っていた絆創膏を差し上げたら、非常に喜ばれたから」というのがその理由だ。

ビジネスバッグの容量には限界がある。しかし、多くの人が防災グッズを携行していれば、社会全体が人命を支える大きな空間になり得る可能性がある。そのために、ひとつでいいので、いますぐ防災グッズを携行しよう!
他者を意識する前に、まずは、自分自身を救うグッズからでもかまわない。みんなが自分のための防災グッズを持っていれば、それが他者を救える社会へとつながっていくのだから。

(文・レスキューナウ危機管理情報センター 三澤 裕一)

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