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防災コラムVol.182

いざという時、すぐに使えるカセットボンベ発電機「enepo(エネポ)」

公開月:2006年7月

発電機がもっと身近になって登場! 燃料はカセットボンベ2本でOK。災害時の停電対策に、これは便利かも。

“電気の備蓄”という考え

キャリーハンドルを持てば、女性でも容易に移動が可能だ。

過去、震度6強以上の地震が発生した際について調べてみると、停電復旧までに2~6日程度はかかってしまっている現状がある。
私たちにとって電気のない生活は、照明がないことをはじめ、不便きわまりないものだ。冷蔵庫は使えなくなり、食材は腐ってしまう。冬場であれば暖をとるのに苦労し、夏場であれば冷房はおろか、扇風機すら使えない。ラジオや携帯電話、パソコンなどのツールも、充電の必要が出てくる。こういった事態に備えるという意味で、“電気の備蓄”を考える必要はある。

3つの「簡単」

どこにでも持って行って、屋外で電気が使える。

本田技研工業株式会社は、カセットボンベ発電機『enepo EU9iGB』を5月13日に発売した。今までの発電機は、露店や各種イベントでの使用など業務目的が多かったが、これは「発電機をもっと身近なものに」というコンセプトのもとに開発され、個人ユーザーをメインターゲットにしている。ちなみにenepo(エネポ)というのは「energy(エネルギー)」、「portable(携帯用)」、「epoch(新時代)」の3単語を組み合わせた造語で、「発電機の新時代をきり開く、持ち運べるエネルギー」という思いを込めて命名されたという。また、エネポは、燃料、操作、移動・収納の「3つの簡単」にこだわった発電機である。
最大の特徴は、燃料がカセットボンベであるというところだ。既存の多くの発電機ではガソリンを燃料としていたため、ガソリンの保管場所の確保や、保管用燃料タンクから発電機への移し替え作業などの手間があった。また、ガソリン独特の臭いを苦手とする人も少なくないと思われる。さらに、カセットボンベであれば、保管も準備も非常に簡単だ。しかもエネポは、カセットボンベ2本で最大2.2時間の使用が可能。
本体には大型キャスターとキャリーハンドルがついており、移動させるのも容易であり、その凹凸のない縦型フォルムは、車にでも、ちょっとした倉庫のすき間にでも収納することができる。また、本体そのものに操作手順が大きく記載されているので、わかりやすく、機械が苦手な人にも簡単

ここで一点、注意事項がある。エネポで使用するカセットガスはカセットコンロに使用するものと同一だが、発電時には一酸化炭素を排出するため、カセットコンロのように屋内で使用することはできない。たとえ屋外であっても、換気の良い場所で使用する必要がある。

購入する際には、使用イメージを明確に!!

少しのスペースがあれば、置いておける手ごろな大きさ。

今回紹介したエネポに限った話ではないが、発電機には発電の限界がある。エネポの定格出力は900VAだ。単純に考えれば消費電力900Wの電気製品を使用できるわけだが、製品によっては起動する際に必要とする電力が、消費電力を大きく上回っている場合もある。この点を前もって確認しておかないと、いざという時、自分の使いたいように使えないという事態を招く恐れがある。そうならないためにも、どのような状況で、どのような電気製品を使用したいのか、そしてその製品が必要とする電力はどれほどなのか、シミュレーションしておく必要がある。
ちなみに、900VAがあれば、ドライヤーや扇風機、ホットカーペット、電気ポット、テレビ、ラジオが使え、携帯電話やゲーム機などの充電にも使える。これで足りない場合、エネポではもう一台を併用するか、同社のEU9iというガソリン発電機をオプションの並列運転コードでつなげば1800VAに出力アップすることが可能である。

備蓄品をそろえる際は、災害時にどのような被害を受けるかを想定し、それに対して何をどのように準備するか考えた上で、必要なものを用意することが重要である。災害時でも電気があれば、情報を入手するためのツールもいかせるし、停電により強いられる我慢も少なからず軽減してくれるだろう。

(文・レスキューナウ危機管理情報センター 金子良太)

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