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防災コラムVol.101

強力耐震マット「ゆれピタ」

公開月:2006年4月

これまでの「耐震マット」を改良した商品が登場し、2007年の新潟県中越沖地震の際にはその威力を発揮した。

家具の地震対策は大丈夫?

強力耐震マット「ゆれピタ」

地震が発生したときに懸念されるのが、大きな家具、テレビ、家電製品の転倒である。震度5程度の揺れで家具が倒れ、就寝中の場合には寝室にある家具の下敷になり、圧死してしまう可能性もある。

こうした被害を少しでも軽減するための防災グッズとして、家具などに取り付ける耐震マットがある。耐震マットは、固体と液体の性質をあわせもつジェルに、粘着性をプラスした超軟質ゴムで、激しい揺れによる家具や家電の飛び出し、転倒を防ぐために用いられる。そこで今回は、これまでの「耐震マット」を改良したグッズ「ゆれピタ」を紹介する。

耐震マット「ゆれピタ」

「ゆれピタ」の最大の特長は、耐久性にある。これまでの耐震マットの中には、長期間の使用による家具の重さに耐え切れず、横に伸びてしまったり、破れてしまうことがあった。そこで、この課題を解決するために「ゆれピタ」を開発したメーカーは「ウレタンエラストマー」という素材に注目した。メーカーによるとこの「ウレタンエラストマー」は、衝撃吸収力が90%以上あり、-25~75℃までの温度にも耐えることができるという。この他、粘着性にも優れており、上下左右前後の揺れにも免震効果を発揮するという。また、ゆっくり剥がせばフローリングでも安心して使用でき、水洗いをすれば強力な粘着力が持続するという。

効果的な使用方法とは

防災グッズの効果を最大限に発揮させるためには、必ず取扱説明書などに書かれた正しい使用方法を守ることが重要である。では、「ゆれピタ」の効果的な使用方法とは何か。メーカーによると、基本的には家具などの底面の4つの隅に貼り付けることだという。

また、長期間の使用などによって汚れが目立った場合には、水洗いやアルコールで汚れを拭き取り、乾かすことによって繰り返し使用することが可能とのことであった。

新潟県中越沖地震での効果

揺れに対して不安定なパソコン画面にも有効

2007年の新潟県中越沖地震で、最大震度6強を観測した新潟県柏崎市にあるビジネスホテルでは、161ある客室のうち35の客室でテレビの転倒被害が出た。しかし、「ゆれピタ」を装着していた客室では全く被害がなかったことから、このホテルでは現在、全店・全室のテレビに「ゆれピタ」を利用している。

1995年の阪神・淡路大震災の被災者からは、激しい揺れによって「テレビが飛んできた」という証言があることからも分かる通り、こうした防災グッズを活用することによって、「揺れたその瞬間」に身の安全を図ることが可能になるのである。

日常生活の中でも活用

この「ゆれピタ」、日常生活の中でも役に立つ。

□車内の小物をしっかりキャッチ
車のダッシュボードに携帯電話をちょっと置くときや、サングラス、ライターなどの小物を置くときに、このマットを敷いておけば、しっかりキャッチすることができる。

□「こたつ」にひと工夫
冬場使用したこたつをテーブルとして夏場に活用する場合、脚と天板の間にこのマットを貼ることによって、天板がずれることを防止できる。

このように、防災グッズは必ずしも災害時のためだけにあるのではなく、使い方によっては日常生活の中でも活用できるものがある。こうした視点を持ちながら、防災グッズを眺めるのも意外に楽しいかもしれない。

(監修:レスキューナウ 文・国際ボランティア学生協会 小野槙子)

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