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防災コラムVol.65

マスク着用でインフルエンザ予防

公開月:2006年3月

多くの種類が市販されているマスク。買う際やつけ方の注意点などをまとめた。

着用で小学生の発症5分の1に

今年(2007年)の冬はインフルエンザの流行開始が過去20年で最速という。その対策として有効なのがマスク。どうも「マスクは風邪やインフルエンザにかかった人がするもの」というイメージがあるが、そうした認識は改めよう。風邪やインフルエンザは、せき・くしゃみなどの飛まつを通じて感染するため、マスク着用は予防に一定の効果がある。

ある大学と民間企業が今年2月から3月に共同で行った研究がマスクの着用効果を顕著に示している。東京都荒川区の小学生254人を対象に、マスクを非装着、装着に分けて実験した。マスクを着けずに過ごした103人のうち、インフルエンザに患った児童は10人、発症率は9.7%だった。一方、マスクを着けた151人のうち、インフルエンザに患った児童は3人、発症率は2.0%という結果だった。インフルエンザの流行期にマスクを着用することで、子供については発症を5分の1に大きく減らすことが実証された。この時期に同区内の小学生のインフルエンザ発症率は8.2%であったということもマスクによる効果が分かる。

サイズ、値段もさまざま

市販されているマスク

さて、街のドラッグストアには花粉症用のマスクやインフルエンザ用など用途が違うマスクが並んでいる。インフルエンザを予防する場合、せきやくしゃみに含まれるウイルスの大きさは0.0001mに対し、花粉は0.03mと大きく、花粉症用のマスクではウイルスを通してしまうため注意しよう。

3種類買ってみた。A社製は5枚で399円と最もお手ごろ。「風邪・花粉・ほこりなどが対象」と書いてある。マスクの上下どちらを鼻にあてるのか区別が少し分かりにくい。

B社製は3枚で448円と3種類の中で1枚当たりの値段が最も高い。取り出すと確かに高級感があり、耳たぶにかける不織布がやさしい感じを受ける。見た目にも縦に大きなラインがあり、裏表を間違えることはなさそうだ。鼻部分にぴたりとフィットする「ノーズフィット」をうたっている。製品の箱に目盛りが書いてあり、耳と鼻の長さを測って、普通、小さめ、大きめの3サイズを自分で選んで買うように勧めており、良心的な印象を受けた。

C社製のマスクは3枚で698円。箱の「医療現場で使われている」「プロ仕様」などの言葉に目が止まる。着用方法をていねいに解説しているのがうれしい。小顔の人や小中学生など向けに小さいサイズもあるという。

鼻部分の空気を遮断

鼻からあごを覆うように付けると効果がある

インフルエンザはウイルスで感染するため、装着前は手を十分に洗う。装着時は次の手順で着用するといいだろう。マスク上部の真ん中に鼻の頭を合わせる。次にノーズフィッターを耳にかける。鼻とマスクを指で押さえ、マスク下部をあごに引っぱり、顔とマスクの間に空気が入らないように調節する。

空気を遮断するという意味では一点注意を。最近はひげを生やす人がいるが、マスクを付ける際は効果が薄れてしまうため、短い無精ひげ程度ならともかく、ボリュームのあるひげは剃った方がよさそうだ。

清潔さを保つも

最後に、一箱に何枚もマスクが入っているのは、一日一枚のように交換が必要ということだ。「まだヨレヨレになっていない」などと自己判断して何日も使い続けても、インフルエンザウイルスが付着して効果が十分に得られないかもしれない。手にしろ、マスクにしろ、清潔さを保つことが感染を防ぐことにつながる。

(文・レスキューナウ危機管理情報センター専門員 水谷公郎)

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