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防災コラムVol.30

バッグやかばんの中を工夫してモバイル防災

公開月:2006年1月

防災対策がいつでも、どこでも実現できるグッズとは?

「いつでも」の携帯性があれば

自宅でくつろいでいる時か、通勤や帰宅の途中か、はたまた休日で外出している時か、地震などの災害はいつ襲ってくるか分からない。災害から生き残った後のために、飲料水や食糧、ラジオ、携帯用のトイレなどを用意しておくことは実践すべき防災対策である。「1dayレスキュー」や「家庭・安心缶」などのグッズがあれば、断水や停電となり、避難所や自動車で過ごすことになった時に、被災後の生活に最低限必要なものが備えられる。このようなオフィスや自宅の備蓄型防災グッズに加えて、徒歩や電車などの移動時にも使える防災用品を揃えておくと一層心強いだろう。

取り外しが可能

モバイル・エマージェンシー・キット

こうした携帯性を意識して開発されたのが「モバイル・エマージェンシー・キット」(MEK=メック)だ。まちづくり計画研究所所長の渡辺実氏が企画・開発した防災グッズで、バッグやかばんの中仕切りに、ホイッスルやラジオなど17種類のグッズがセットされており、取り外しが可能なため、バッグを代えてもそのまま利用できる。非常持ち出し袋の場合、中身とそれを収納する袋をセットで販売しているのが一般的だが、「MEK」にはバッグそのものはついておらず、自分のバッグにMEKを入れて携帯するのが特長である。

MEKの男性用はA4サイズの書類と同等の大きさ(横33cm×縦25.5×厚さ3.5cm、収納時の重さ約800g)で、かばんの中を仕切るコンパートメントタイプ。一方、女性用はポーチタイプで、ノート型PCや書類などと一緒に入れてもかさばらずに持ち運べる大きさ(横18cm×縦11cm×厚さ6.5cm、収納時の重さ約400g)。

情報収集、避難などで使用

中身にはどのようなグッズがあるのだろう。

  • 「ラジオ」「イヤホン」「ラジオ用単4電池」
    災害発生直後にどこで、何が起きたのか、鉄道は動いているのかなど正確な情報を収集するために必要となる。単4電池も予備用として2個付いている。
  • 「電池付きミニライト」
    夜間や停電中に足元を照らすことで、安全に逃げることができる。エレベータに閉じ込められた際にもライトがあれば、不安はまぎれるかも知れない。
  • 「防塵マスク」「ダイナモ携帯電話充電器」
    煙が充満している場合は「防塵マスク」を付け、姿勢を低くして逃げよう。身の安全が確保されたら、会社や家族に連絡したり、家族の安否を知りたくなる。このように携帯電話は命綱となるが、乾電池がいらない手回しの「ダイナモ携帯電話充電器」があれば、全機種に対応しているため、バッテリーロスの心配をせずに済む。
  • 「マルチツール」「ホイッスル」「コンビニ袋」「ミニ救急セット」「軍手」
    万が一、倒壊物に挟まれて動けなくなってしまったり、エレベータ内に閉じ込められた際は、ナイフやドライバーなどをコンパクトに一体化した「マルチツール」がある。これでドアを叩いたり、「ホイッスル」で助けを呼ぼう。エレベータに長時間閉じ込められ、生理現象を催した場合や気分が悪くなった時などは「コンビニ袋」がある。また、自分や周囲にけが人がいたら、「ミニ救急セット」で簡単な止血程度は対応できる。災害時に限らず平時でも役立つだろう。
  • 「メモ帳」「4色ボールペン」「油性マジック」
    あなたが家族や会社にメッセージを残したり、ラジオで放送した内容を書き留めたり、携帯電話で受けた会社からの指示をメモしておきたい場合は、「メモ帳」と「4色ボールペン」がある。雨天の時は「油性マジック」を使えば、消えてしまう心配も減るだろう。

贈答用として活用を

バッグの中に入れて持ち歩けば安心

春は入学式や移動など節目の季節。新しくバッグを買う方もいると思うが、単にデザインだけで選ぶのではなく、災害時に役立つ品をバッグの中に入れたり、頭部を保護することなども考えながら商品選びをしていただけたらと思う。上で紹介したように「MEK」には予めグッズが入っているが、自分の好みで収納する品を加えてもよいだろう。誕生日のプレゼントや結婚式の引き出物、お歳暮などの贈答用としても「MEK」を検討してはいかがだろうか。

 

(文・レスキューナウ危機管理情報センター専門員 水谷公郎)

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