| ★ 2008-2009 秋冬 PARIS COLLECTION REPORT
ミラノデザイナーたちが見せた“クラシックスタイル”探求の動きは、2008-2009秋冬パリコレクションにおいてさらに拡大し、一大トレンドとしての地位を強固なものとした。
クラシックスタイルの造形美に欠かせないのは、重厚感のあるウール素材。キルティング、ボンディング、起毛ウールなどの肉厚素材を使い、クチュール服に見られるような大胆なドレープを作り出す。今シーズンの特徴的なシルエットである丸みのあるショルダーやボリュームのあるネックラインは、これらの肉厚素材があってこそ生まれたトレンドといえよう。立体感のあるケープやコートが黒一色のワントーンで仕立てられる一方で、ペイズリーやタータンチェックなど、1980年代のコンサバスタイルを彷彿とさせる派手なプリントが浮上している点も見逃せない。
今シーズン、最も注目したいのはジャーナリストから絶大な支持を得ているジバンシィ(GIVENCHY)。2008-2009秋冬は「ラテン・ゴシック」をテーマに、十字架のモチーフを刺繍やアクセサリーに取り入れたクラシックスタイルを披露。襟元にボリュームを持たせたジャケット、フリルやリボンで飾られたスタンドカラーのブラウスは、宗教色漂うゴシック調だ。脚に吸い付くようなスキニーパンツがトップのボリュームアイテムと絶妙なコントラストを描き出している。 |