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若草幼稚園 インタビュー

若草幼稚園 関根幸子 園長先生

東急東横線、自由が丘駅から徒歩10分ほどのところにあります、若草幼稚園にお伺いしました。閑静な住宅街の中ほどにあります。園庭には、樹齢70年以上の桜の木がありました

自由が丘の地で七十周年を迎えて

関根幸子 園長先生若草幼稚園は今年創立72周年を迎えました。子どもが大好きでいつも子どもと一緒にいたいという創始者、関根春与先生の温かい愛の精神から生まれた若草幼稚園です。園庭の大きな桜の木も幼稚園と一緒に毎年年輪を重ね、春ごとに 美しい花を咲かせてきましたし、教室のすみずみにも先生の温かさが残っているような気がいたします。先生が不帰の人となり36年も経ちましたが職員一同その温かさを受け継ぎ園児一人一人について、そのつど熱心に話し合い若草幼稚園の子どもたちは愛につつまれて本当に幸せだとしみじみ思っています。

若草幼稚園エントランス設立時の建物は勿論、木造で40平方メートルぐらいの教室・遊戯室兼用の一間が今のさくら組のところに建っていました。教室・遊戯室の床は和風の住宅のように一段高く、北側にあった玄関と手洗いはコンクリートの床で、すのこが敷いてありました。当初から年長組はうめ組、年少組はさくら組みと分かれていて、その頃にわずかながら在籍した3年保育のお子さんはさくら組に入っていました。正式なすみれ組の誕生は戦後のことです。設立時の園児数8人が少しずつ増えて1934年の第1回も卒園生は11人だったと思います。

園庭には桜が2本、青桐が2本、山茶花が2本、ヒマラヤ杉も3本、春には白いいちはつ、夏には白いヤマユリと白とピンクの芙蓉が咲いていました。樹木の一部は現在も園庭に残っています。今日でも木造園舎の裏で実をつける木苺は当時から自生していました。その後、南側に大きな専用遊戯室を作り、品川区の小学校からドイツ製の大きなジャングルジムを譲り受けて園庭の中央に置きました

木々の緑が美しい園庭若草幼稚園は熾烈な太平洋戦争の間も戦時非常措置令のため、一時休園をしただけで幼稚園教育を続け、戦後復興のために、優しい家庭的な教育の環境を守り続けてきました。1946年4月から幼稚園は再開され、疎開した人たちが戻ってきて少しずつ園児の数は増えてきました。国連法規も大きく変わったので、東京都公認を申請して正式な若草幼稚園となりました。

幾多の変遷を経て、おかげさまで私どもの若草幼稚園は現在5クラス、5教室、在園園児156名、園長を含めて教諭9名。課外の先生4名の幼稚園まで成長してまいりました。この十数年絶えず2、3名以上の外国人園児も在籍しています。

若草こども憲章

若草幼稚園 園章

毎週月曜日の朝礼で私との約束を色々と決めていますが、その約束を去年の70周年祭りの際に若草こども憲章としてまとめ、子どもの成長の目当てとしています。

若草幼稚園のシンボルマークは、若草に囲まれ、ひよこが未来へ羽ばたこうとしているところです。

お友だちを大切にしよう
こども社会の自覚・・・みんなと一緒
自分の気持ちを大切にしよう
アイデンティティの確立・・・可能性を育む
自分で考え自分で出来る事は進んでしよう
自主性・・・羽ばたきの時
花や木・草・生き物を大切にしよう
命と自然・・・共生
よい目・よい耳を持ち、何でも最後まで一生懸命やってみよう
学ぶ・・・知識・努力
お友だちと仲良く元気に遊ぼう
遊ぶ・・・どんどん広がる未来への友達の
食べ物の好き嫌いをなくし、身体をたくさん動かして丈夫な身体を作ろう
からだ・・・健康
優しい心、思いやりの心、譲り合いの心、感謝の心、我慢する心を持とう
こころ・・・優しい力
楽しい夢を持ち、夢に向かって進もう
夢・・・羽ばたく力 夢は心のエンジンだ
人・もの・自然、いろいろな物を大切にしよう
エコロジー・・・世界はすべてつながっている。一人ではない自分

健康・親切・努力

日常の保育のめあてとする3本の大きな柱。生きる力の土台を子どもの心にも身体にも築いてゆく。日常の担任の先生の指導の他に専任講師による下記の指導がカリキュラムに入る。

改装したばかりの年長さんの教室

男性の講師による幼児体育
幼児の身体を熟知した講師の無理のない指導
女性の講師による茶道の指導
「茶の心」感謝の心、譲り合いの心、思いやりの心、優しい心
イギリス婦人講師による英語の指導
国際的な感覚を身につける。美しい発音を体得する

きめ細かい活動

  • 朝のお迎え
    自由が丘、緑ヶ丘、産能大学、都立大、八雲の5つの方面に、先生たちが朝迎えに参ります。(年度により、コース変更があります。)
  • 給食(希望者のみ)
    毎週、月曜日と金曜日に、ご希望の方には、東京都指定の給食センターから給食が届きます。(火曜日と木曜日は、お弁当です。)
  • 延長保育
    仕事をしている方、ご兄弟のPTAの会合、急な用事等がある時に、保育終了後、最長4:30までお子様をお預かり致します。
  • 課外授業
    入会をご希望した方のみ保育時間終了後1時間〜1時間30分の課外活動があります。少人数の中でそれぞれの実力を養います。(絵画、進学指導サークル、モダンバレエ、スポーツクラブ、工作のクラスがあります。)
  • 各クラス担任からのおたよりが、毎月1回月末に出ます。
    クラスの目標や子どもの様子などがわかります。
  • 各自の連絡帳により担任の先生と保護者の連絡をとって、きめ細かな保育が行われます。

若草幼稚園の歴史

明るい天井には青空の壁紙が若草幼稚園には卒園生の2代目、3代目もたくさん通園しています。若草幼稚園は皆さまのおかげで、自由が丘の教育の地に70年の歴史を刻むことができました。

終戦までに卒園された方の中に、小林旭さん、浜木綿子さんがおられます。1950年頃には、空爆でスタジオが全焼した石井漠舞踊研究所が日曜日には幼稚園の遊戯室で稽古をなさっていました。それが縁で今の民芸の前身東京芸術劇場の方々も幼稚園で稽古をなさるようになりました。当園の園風は、点前勝手な評価かもしれませんが、地味ではあるが知的であり、情操に富んだ園風になっていると思います。これは、歴代の先生のご努力のたまものでありますが、自由が丘という土地柄、当地にお集まりになるご家族の雰囲気の反映であることはいうまでもありません。

楽しい幼稚園

若草幼稚園のモットーです。楽しく活動できるように計画をたて、子どもたちがその中で手足を動かし、感じ、味わい、更に大きく成長・発達を促すようにしています。

年長さんのお部屋はとても木のぬくもりを感じさせる明るいお部屋でした。どうもありがとうございました。

2005年5月10日(火)若草幼稚園にて

若草幼稚園 HP
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