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New International School

 

アットホームな雰囲気

JR池袋駅から都電の雑司が谷駅方面へ向かって歩くこと10分たらずで、New International Schoolと学校の名前が大きく書かれたカラフルな垂幕と校舎が目に入ってきます。周辺地域は池袋の下町といった雰囲気で親しみやすい印象。校内に漂う異国の空気とアットホームな温かさを感じていると間もなく現れたのがSteven Parr氏、とても気さくな校長先生です。

Steven Parr校長先生

 

ユニークな教育システム

日本では今、国際化が否応なしに進み続けています。そのなかで教育はどうあるべきか、日本におけるインターナショナルスクール教育に携わって19年になるSteven Parr氏は真剣に考え続けてきました。2001年、理想的なインターナショナルスクールの実現に向け、New International Schoolを設立。現在3歳から15歳(中学3年生)までの児童・生徒約160人が、9つのホームルームに分かれて勉強しています。このスクール最大の特徴は、マルチエイジ(Multiage)教育とイマージョン教育を同時に採用していることです。日本でこのような教育システムを実践しているスクールは現時点でここ以外にはありません。

校舎外観

 

マルチエイジ教育とは

日本にはかつて寺子屋という名で知られているコミュニティースクールがありましたが、そこには年齢ごとの組分けはありませんでした。現在国内外で一般的な年齢別の教育システムが誕生したのは200年も前のヨーロッパのことです。それ以前は世界中どこでも寺子屋のように年齢の違う子ども達が一緒に学んでいました。

では現在の年齢別の教育システムはどのようにして生まれたのでしょうか?それは主に産業革命に伴って需要が増加していた工場労働者を育成するためでした。政治経済や制度にとって最も都合がよく効率のよいシステムが、年齢別の教育だったわけです。つまり子どもにとって本当に必要で重要なことを考えて作り出されたシステムではないのです。そのような旧態依然としたシステムは、ただ歴史的に長く採用されてきたという理由だけで今も一般的になっているのです。その点を見直そうと、最近数十年間に欧米各国では活発な議論が行われ、子どもの視線に立った最善の教育方法を編み出してきました。その過程で生まれたのがマルチエイジ(多年齢)教育システムです。現在ではこの方式が標準になっている地域も多く、大きな成果を上げています。

 

マルチエイジ教育のメリット

子どもの発育にとって各個人が持つ成長のタイミングに合わせた教育を施すことは重要なことです。同時に子どもの成長スピードは個人差が大きく、毎年一律のカリキュラムをこなすと多くの無理や無駄が生じてしまいます。それに対してマルチエイジ方式では、低学年の場合3歳の年齢幅、高学年になると2歳の年齢幅の子ども達が同じホームルームで活動します。

カリキュラムもその期間に応じたスパンで組まれているので、学習内容が重複することもありません。例えば、小学3年生から5年生の3年間は同一クラスで構成されますが、その3年間は教育内容が毎年異なるように組まれています。年齢差によって一年目に取り掛かる内容が違いますが、3年目にはどの年齢層も全てのカリキュラムを終えるようになっています。

時間的ゆとりに加え、先生からの評価を気にせずにストレスやプレッシャーのない環境が与えられることで、子ども達は自分が成長したいときに最も効率良く伸びることができるのです。

加えて最近では一人っ子の家庭が多くなり、子ども同士の関係を築く機会は、特に年齢の違う場合については減っていくばかりです。その点ここでは、年代を超えた子ども同士の接し方が自然と身につき、互いに影響しあうことができます。年上の子は年下の子の世話をしていたわることを学び、下の子どもは上の子どもを見習って色々と刺激を受け、視野も広がりチャレンジ精神も育まれます。

 

イマージョン教育

「日本で働きたいけど日本語が話せない。」日本滞在中にインターナショナルスクールで教育を受けた外国の子ども達が大人になってそんなことをよく口にするそうです。せっかく日本に住んでいるのに日本語の教育を受けずに帰ってしまうことがいかにもったいないことかを痛切に感じたParr氏はイマージョン教育を採用することにしました。イマージョン教育は単に「日本語」の時間に日本語を習い「英語」の時間に英語を習うということではありません。算数、理科、社会などの授業を2カ国語で進めることです。

この方式を採用することで各科目内容の幅は広がり、同時に言語的な創造力も深まります。例えば小学校の理科で習う「蒸発(evaporation)」という単語は日本語では「姿を消す(disappear)」などの意味で使われることもあるということなど、生きた言葉の使い方が自然に実感できるわけです。

 

伸び伸び明るい生徒

27人の先生は多種多様な人材がそろっています。生徒は3分の1ずつの割合で日本国籍、外国籍、国際結婚した家庭となっています。卒業後の進路は国内のインターナショナルスクール、私立高校、海外留学など様々ですが、いずれの場合も本人の意思を尊重したサポート体制が整っています。図書館には日本語と英語合わせて1万7千冊の本があり、知的な興味に幅広く応えてくれます。遠足や課外授業なども頻繁にあり、子ども達は興味をかきたてるような課題に様々な角度から取り組むことができます。

インタビューの最後に学校中を隅々まで案内して頂きました。そこで見たのは子ども達の生き生きとした姿。みんな活発に真剣に楽しく学んでいました。物怖じせず私たちに近寄ってくる子ども達は変に大人びた様子もなく、本来あるべき純粋な姿を見た気がしました。限りない可能性を持つ子ども達の将来に期待させてくれたNew International Schoolとその子ども達に感謝したいと思います。

 

 

9月29日(金)
New International School HP

 

No.24 11/15更新

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