代表の野村さんはここ深沢で育った方です。30年くらい前の深沢には多くの外国人家庭が住まいを持ち、子ども達は言葉が通じ合わなくても一緒になって外遊びをしていたそうです。時代が変わり、家族で住む外国の人たちが減ると同時に日本の子ども達も外で遊ぶことがなくなり、自然に生まれていた交流の機会もなくなってきました。この地で子ども達が楽しく伸び伸びと過ごせる場所を作りたい、そう思って10年前に設立されたのがキッズパラダイスです。
名前の通り、子ども達にとって「通って楽しいところ」、そしてそこに英語を話す人がいるから自分も英語を話したくなる場所が提供されているのです。
だからといって、ネイティブスピーカーなら誰でも先生になれるわけではありません。野村さんが先生に求める資質はとてもレベルの高いものです。キッズパラダイスを始める前に携わっていた仕事で、各分野の頂点に立つようなプロフェッショナルな人たちと接してきた経験から、見えないところで積み重ねた努力を仕事の場で発揮するプロとしての姿勢を目の当たりにし、子ども達を教えるという日常の中で教育のプロらしさを示せる人材の確保が大切だ、と野村さんは語ります。
イギリス人のマイケル先生は人を惹きつける魅力に溢れた先生です。お会いしていきなり手品を披露してもらいました。子ども達は先生と友達になりたくて、お話をしたくて、英語を一生懸命に話そうとするのだろうな、ということが実感できる出会いでした。
10年前、ニューヨークで会った日本人に薦められてやってきた国で、野村さんと一緒に仕事をするようになってからは、キッズパラダイスになくてはならない存在になっています。見学させていただいたプリスクールの授業では、歌を歌い、人形の声色で象になりきり、子ども達は大喜びでした。その後のクッキングもマイケル先生の担当でした。子ども達を楽しませようと心がけていらっしゃる先生自身が、とても楽しそうだったのが印象的です。
マイケル先生の多彩な能力を最大限に生かせるプログラム作りは、野村さんの仕事です。利用者である父兄の意見を取り入れながら、常に一番よい物を提供しようという努力が常に払われています。一方的に教育機会を提供するという立場に立たず、父兄特にお母さん方がどんなサービスを必要としているかというニーズを知り、それに応えようと柔軟に対応してきた10年間が今のキッズパラダイスを作り出しています。これはまたより良くしようと関わってきた多くの父兄の軌跡でもあります。
様々なプログラムがあり、幅広い年齢の子ども達が通っていますが、その中でも1歳から3歳までの幼い子達がお母さんから離れて安心して楽しい時間を過ごすことのできる場である、就園前のプログラムがキッズパラダイスのコンセプトを一番よく表していると思います。子ども達は、あたかも外国にあるような庭のあるお部屋の中もすべて外国サイズのお家で、英語を話す先生の授業をごく自然に楽しんでいました。
