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広尾駅から徒歩約10分、大通りから少し入ったとても閑静な住宅街にパル・インターナショナルはあります。
今回は、ディレクターの浦智恵先生にお話を伺いました。
パル インターナショナルスクールが開校するまで
パル インターナショナルスクールは 1998年3月4人の設立メンバーによって西麻布に開校されました。その頃この麻布界隈には証券会社、コンピューター、通信関連会社に派遣されてくる外国人家族が多く住み、1歳から5,6歳の子供のための教育機関が必要とされていました。そのくらいの年齢を対象とするインターナショナル ナーサリスクールは港区、渋谷区、目黒区に約10校ほど集中してありましたが、実情は「日本の幼児教室、保育所の内容を英訳した保育」「英語が出来る人のいる託児所」であり「保育資格があっても英語教育の経験の無い」、または 「英語能力が高くても保育資格、経験の無い」保育者を使った、教育理念、プログラム、カリキュラム等の整わない学校ばかりでした。
麻布にありましたインターナショナルキンダーガーテンで、毎日子供たちに接しておりました私達は 何の偏見も持たず、どんな言語、人種、バックグラウンドでも単に『お友達』としてコミュニケーションをとり始めるこの年代の子供達に日々教えられるものがたくさんある事を身をもって経験していました。何にでも興味を持ち、エネルギッシュに新しい事を吸収していくこの年齢の子供達を見ていると、真の意味での「インターナショナルな教育」、我々の日本文化をきちんと踏まえた上に、交差してくる様々な文化からの良い部分を取り入れた「クロスカルチャー教育」を提供できる場を是非自分達の手で作ってみたいと考えました。外国人比率の高い麻布は生活環境そのものが自然に違和感なく多くの国の人々に関わっていかれる環境です。そこでこの麻布で、日本人、外国人を問わず1歳半から5歳、6歳までの子供達が、より多くの人々、様々な文化、多様な価値観に出会い、その中からきちんとした自己を確立していく素地を作る学校を作る事にしたのです。
ビルの一室ではない一戸建てを是非学校にと希望して探していたところ、幸いにも 二階建ての可愛い建物が見つかりました。そこで、一つ一つのおもちゃ、一冊一冊の本、学習道具、室内の滑り台、砂場そして子供達が使う水道、流し等すべての物にこだわって、アメリカに注文したり、ヨーロッパで購入したり、日本の職人さんに特注したりして手探りで備品を揃えて行きました。
開校当初は、夏の暑いさなかに公園で出会う親子連れにパンフレットを渡し、ポスティング等の営業をして、一人づつ生徒を増やし、クリスマスパーティーには3クラス15人の生徒が揃うようになりました。それから8年。約300人の卒業生を世界各地に送り出しました。昨年手狭になった施設を同じ西麻布3丁目町内に移転し、クラス数も6クラスと午後3クラスに増やし、現在毎日約40人の子供達が通ってきています。
クロス・カルチャー
昨今言われるグローバル化の波と小学校からの英語教育の開始等により、早期の英語教育の必要性が求められるようになりました。「インターナショナルスクール」も東京近郊で8年前の10倍近く出来ています。小さいうちにそういう環境に入り、英語教育を受ける事はとても良い経験になると思います。けれどもどんなに英語が流暢に話せても『自分自身』がきちんと確立されていなければ、母国語以上に何かを語る事は出来ないはずです。まず母国語で自分の意見きちんと持ち、自分で考え、自分の言葉で語り、自国の文化をきちんと学ぶ。その上できちんとした英語を学んでこそ初めて世界でも通用する「インターナショナル」な人間になれるのだと思います。
そこで私共PALが提唱しているのは「クロスカルチャー」という考え方です。まず土台になる、それぞれの母国の言葉、文化を良く知り、きちんと身につける。その上でクロスしてくる色々な国の違った言葉、文化に触れ、その違い、その良いところを把握し取り入れていく。そうすれば自分に自信が持てるようになり、さらに多くの事を学び、知識を得、成長していく事が出来ます。これがPALの「クロスカルチャー」という考え方です。

パルの教育理念 教育方針
設立当初よりのPALの先生、生徒に共通する理念は
すべての子供を愛し個々を尊重する
- 一緒に考え、一緒に悩み失敗する事を恐れず一緒に解決していく
- 充分な人材、時間、教材、場所を持って余裕のある教育をする
- 4世界からの情報に敏感に様々な知識、様々な考え方に柔軟に対応し、その考えを尊重しより良い物を取り入れていく
これらは今でも変わらず受け継がれています。
パルのクラス、プログラム
子供の個性に合わせてきめ細かく対応できるように パルでは
午前クラス(9:00より13:30)
1歳半から2歳半 |
Rockin’ Horse Class |
2歳半から3歳半 |
Trike Class |
4歳前後 |
Bike Class |
5歳以上 |
Unicycle Class |
と年齢によって4段階にクラス分けしています。各クラスは定員10名でクラス内の先生と生徒の比率は1:2〜1:5となり1クラスに必ずネイティブの先生がいます。
午後のクラス (13:30より17:30)
Busy Bee |
(3歳以下) |
Awesome Ants |
(3歳以上) |
English Enrichment |
(英語強化クラス) |
Cool Cricket |
(外国語宿題クラス) |
があります。
午後のクラスは他の幼稚園インターナショナルスクールより参加してくる子供も居ます。
PALには現在12カ国の色々な国から来た生徒がおり、先生もアメリカ、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパ、アジア、男性、女性など様々な文化背景を持った人たちで構成されています。
どのクラスでもPALにいる間はとにかく英語のみを使うことを基本としています。そして積極的に日本の文化を取り入れていくため各季節に応じて、御餅つき、豆まき、ひな祭り、こどもの日、七夕、お月見、七五三等の行事をおこなっています。また各国のお母様にお願いしてその国の紹介をしていただくアクティビティーが毎月あります。もちろんアルファベット、サイエンス、アーツ&クラフト、マスなどの科目も 年齢に応じ、段階を踏んだプログラムが用意されています。そして挨拶、食事のマナー、衣服、靴の着脱、手洗い、身だしなみ等基本的な生活習慣をきちんと身につけるための「しつけ」「お行儀」といったことも日々の生活の中できちんと身につくように指導しています。
どんな場合にもPALでは子供達がそれぞれ“楽しんで”、“興味を持って”、“自ら”学ぶ事を大切にしています。
PALの卒業生の進路は。本国に帰って進学する子供、西町インターナショナルスクール、聖心インターナショナルスクール、清泉インターナショナルスクール、St.メリーインターナショナルスクール、東京インターナショナルスクール等の日本のインターナショナルスクールや、港区周辺の公立、私立の幼稚園、小学校に進学するこども達等本当に様々です。PAL創業当初の頃の卒業生も時々遊びに着てくれます。今後世界中に広がった卒業生達がおりに応じて尋ねてくれる事が私達の何よりの楽しみです。
英語教育がますます注目される中で、ただ英語が話せるというのではなく、日本人としての軸をしっかり持つことが大切という浦先生のお言葉は、これからの英語教育に必要な視点ではないかと考えさせられました。将来どのような道に進むとしても、このような姿勢で英語を学び、いろいろな文化に接していくことの大切さを改めて感じました。
2月2日(木)
パル・インターナショナル HP(英語)
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