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コロンビアインターナショナルスクール(以下CIS)は、渋谷から35分JR武蔵野線東所沢駅徒歩約10分、豊かな自然の中にあります。
1988年に高校、99年に中学、2002年には小学校も設立されたCISは、カナダ・オンタリオ州教育省とアメリカンスクールと同じアメリカの学校や大学の認定団体WASCそれぞれから認可を受け、指導を受けているインターナショナルスクールです。学校設立の一番の目的は、日本にいる子どもたちがアメリカやカナダの大学に留学するために十分な準備ができる環境を与えること。そのため、首都圏にある数多くの在日外国人子女に限定したインターナショナルスクールとは違い、日本人の子どもたちを多く受け入れるユニークな存在になっています。
創立者である田中 博 理事長に直接、創立の経緯などのお話を伺いました。
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コロンビアインターナショナルスクールができるまで
企業に勤めていた30年前、改めて勉強したいと思い、アメリカの大学に留学しました。当時日本で社会人が大学に入学し直すことは難しく、むしろ海外に留学するほうが簡単で、「行けばなんとかなるだろう」といった軽い気持ちで渡米しました。ところがTOEFLで600点を越えて大学院の入学許可を得て意気揚々と留学したものの、実際の授業についていくのは大変で、言葉を自由に使えないためとても苦労しました。
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田中 博 理事長
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その後全米の大学を見て回ったりさまざまなビジネスを手がけながら、「日本にいるうちにきちんとした準備をやっておけばもっと留学を有意義なものにできたのに」という経験と反省から、日本の大学もいいけれども、できれば、誰にもチャンスを与え学ぶためのシステムや環境が整ったすばらしいアメリカやカナダの大学教育を受けられる橋渡しができるような学校をいつか創りたいと思うようになりました。
アメリカやカナダの大学に入るには日本にあるアメリカンスクールに入学させるのが一番近道だと思い、当時、日本にあるいくつかのアメリカンスクールを見学しました。しかし、アメリカンスクールに入学するためには、子どもも保護者も英語ができなければ入学することができません。そこで、日本の教育を受けた子どもを対象とし、単なる英会話学校でなく、きちんとした授業を英語で行い、目的はアメリカやカナダの大学留学、そういった日本にはない英語教育に特化した学校を作ろうと決心しました。
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英語力のまだない日本人の子どもたちには基礎的な英語力の養成無しには英語での授業は成り立たないと考え、ESL教育で世界的に定評があり教育水準も高くばらつきの少ないカナダ・オンタリオ州の高校プログラムを導入する許可を得て日本国内にカナダインターナショナルスクールを作り上げていきました。
カナダ系のインターナショナルスクールは歴史的な理由でほとんどが旧英連邦にあり、アジアでは香港に数校ありシンガポールやマレーシアなどにもあります。ですから、日本のCISは極めて稀な成り立ちのカナディアンインターナショナルスクールと言えます。
学校のレベルを高く保つために、本国から監督官が毎年プログラムの確認に来校します。またCISの教員はほとんどすべてがオンタリオ州の教員免許を持っています。その他、テキスト、授業時間数、授業内容、評価基準、設備など厳しい水準を常にクリアしていることが求められます。
また、ほとんどのインターナショナルスクールは、幼稚園ができてから少しずつ小学校、中学校、高校と上級学年に大きくなっていきますが、CISは設立目的が大学留学でしたので始めに高校ができて、その後に在校生のご家庭からの弟さんや妹さんを入学させたいというご要望で中学校、小学校と逆に下の学年に発展してきました。ですから発展のプロセスにおいても独特なインターナショナルスクールであると言えます。
英語力をつけて進学先はアメリカ・カナダの大学へ
大学留学を最終目的に設定したCISでは、当然ながら中学・高校の授業はすべて英語で行われ、日本の大学受験のための勉強は一切行いません。本国と同じ科目を同じテキストを使って同じ学習スタイルでカナダ人教師が全ての授業や行事を進め、卒業時にはオンタリオ州の高校の卒業資格を得ることになります。
最近では日本の一般の公私立学校で英語教育に力を注ぐところもありますが、母国語が英語の教師が英語の授業をもっとたくさん行えばそれなりに英語力はつくと思われますが、海外の先生方の教員免許の問題を考慮すると実現には障害がありそうですし、基本的には東大など大学受験を最終目標にしているのでインターナショナルスクールほどの英語教育は困難だと思います。
CISに入学してくる子どもたちは、日本の公私立の幼稚園、小学校、中学校出身者が半数強で、入学時の英語のレベルは何年間も英会話を続けてきた子どもや、大きな夢や希望を持ってそれぞれのペースで準備をしていたり、まだ英語の魅力に目覚めたばかりの子どもなど様々です。

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CISでは特に英語力がまだ身についていない子どもたちのために、個人差に対応して英語力を伸ばせるESL(English as a Second Language第二言語としての英語)プログラムを充実してあるので、英語力や学年を考慮したレベル別の少人数クラスにより子どものペースで英語力をつけることができます。しかも学期ごとにクラス編成をしていますので、ESLで英語を早く習得した生徒は次の学期から英語での一般授業を受けられます。遅い生徒でも1年〜2年経てばみな同じように英語を話せるようになりますので、習得の速さの個人差についてはご心配なさる必要はないと感じています。
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CISでは1年を同等の3学期に分け各学期ごとに3科目に集中して学習するカリキュラムなので、卒業の時期も必要な単位さえ取得すれば学期ごとに卒業することも可能ですし、高いレベルの大学を目指す場合には必要な科目の単位を学期ごとに追加してから進学することも可能です。カナダでは州ごとの自治が発達しており各州に首相や教育大臣がいて教育制度なども異なります。オンタリオ州では日本と違って小学校中学校は合わせて8年、高校4年の制度になっています。日本の高校1年生はカナダでは高校2年生に相当します。現在、在校生の約半数はCISを卒業してからアメリカやカナダの大学に進学します。その他の生徒はインター10年生(日本の高校1年生)または11年生(日本の高校2年生)終了の秋からアメリカやカナダの高校に留学し、半年から1年で帰国復学したりそのまま現地で卒業して大学に進学しています。
留学は本人の強い意志と、ご父母の暖かい支援

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CISは、今は英語ができなくてもこれから英語を勉強して留学して“実現したい夢”があったり世界で活躍したいと望む子どもが入れるインターナショナルスクールでありたいと考えています。生徒の50〜60%が日本の学校から進学してきた子どもたちで、しかもこの割合は英語を喋るのに気後れしなくても良い環境として望ましい割合です。それはシャイな日本人は、英語が上手な日本人やネイティブの中では、気持ちが萎縮してなかなか発言できないものだからです。同程度の英語力の子どもをいっしょにして、恥ずかしがらなくてもよい環境を用意してあげることが重要なのです。
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英語を母国語とするアメリカ国籍の生徒は2番目に多いですが、英語・日本語以外の言語を母国語とする海外からの駐在員の子どもたちなど世界各地の子どもたちもいて、本当に国際的です。またご父母の職業も会社員や公務員あるいは自営業などさまざまですし、海外経験の有無など、いろいろな考え方のご父母が外国教育に関心をお持ちです。入学の選抜方法も、日本の大学に進学し日本の会社に就職するのではなく、アメリカやカナダに出て行くことが大前提となったゴールのはっきりした学校なので、日本の一般の学校とは違います。日本の入学試験のようなテストは無く、生徒と保護者の面接を重視します。特に中学・高校の場合、一つは本人に英語を学び留学する意志があるかどうか、そしてもう一つは親と子の間で進路に関する意思統一が出来ているかどうかです。親が与えたい教育環境であっても、本人にその気がなければ本人の苦痛になるだけです。また、本人が強く希望するから入学させたものの、卒業後の留学に親が反対するようではCISに来た意味がないと思っています。いやいや入学するのでなく、本当に英語が好きで英語を勉強したくて入学してきた生徒ばかりであることに誇りを持っております。1億2600万人の日本人の中に海外に飛び出して行く、極端に言えば日本よりも外国の歴史に詳しい日本人がいてもいいのではないでしょうか。選択肢の1つとして考えていただければいいと思っています。
将来は、国際的なリーダーに
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卒業生の進学先はアメリカとカナダの大学が半々です。進路指導は、担任の他、進学カウンセラーがキャリアプランのアドバイスをします。アメリカやカナダの大学は日本の大学のような受験がありませんので、何よりも日頃の成績が重要となります。また、やる気ある学生には入学を認め、チャンスを与え入学させてから勉強させるスタイルです。さらにレベルアップしたい学生は自在に大学を移れますし、分野の違う学部を卒業しても望めば医学や法律の大学院へ進むこともできます。ですから進路指導では、学校が答えを与えるのでなく、生徒が自分自身をしっかり見つめ思い悩み、自分の意識に気が付くまでの時間が大切なのだと思っています。
大学卒業後、活躍しているところはまちまちですが、アメリカの州のオフィスで弁護士をしていたり、日本有数の国際コンベンションセンターで海外企業のイベント企画など広報を担当している卒業生もいます。
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国際化といわれていますが、何を持って国際化なのか、いろいろな視点で議論できると思います。英語をやること自体が国際化であるとは言いきれないと感じます。英語はその目安やきっかけの一つになるとは思いますが、あくまでも手段に過ぎません。重要なことはその国際化の手段の一つである英語をいかに有効に使用して国際化への扉を開き踏み出すかではないでしょうか。
私自身の留学の経験からも思うのですが、勉強の意義はもちろんですが、ある意味、海の外から日本を思い眺めることに意義があると思います。日本のことについて様々な質問が浴びせられることで母国を再発見し、異国の社会や文化の中で生活することで人類の多様性を実感できます。また世界中から集まる若者たちと互いの夢を熱く語り合い人類の未来について議論し合うことで、宗教や民族など互いのバックグラウンドを越えた友情が築かれ、そして人類に共通のグローバルな意識も育まれます。このような若い時期の実体験はその後の人生にとても重要なヒントを与えてくれるかけがえのない経験となり得ます。
私はよく生徒に「日本に帰って来なくていい」と言っています。夢に向かって力強く進み、国際舞台でリーダーシップをとれる人、世界の人から求められ尊敬される人物が出てきてくれることを強く望んでいます。
かなえたい夢があって、それを実現するために英語を学ぼうという強い気持ちがある子どもには、全力でバックアップしてもらえる学校です。実際に、中学の英語がずっと「1」だった子どもでも、やり直したいという気持ちで頑張れば、時間はかかってもちゃんと英語を使えるようになっているそうです。
お話の中で特に印象に残ったのは、「従来の日本の教育は画一化されすぎていて、留年や浪人という回り道も人と違うということでハンデを背負わされたり、途中で立ち止まることは許されていなかった。最近少しずつ変化の兆しが見られるようになってきて、いろいろな道が選べるようになってきた。選択肢のひとつとして、日本にいながらカナダの高校を卒業、英語を使って世界に出て行く、という生き方があってもいいじゃないか。」というご提案でした。国際化イコール英語を話す。それだけではない、教育の開放が、始まりつつあるのかもしれません。
1月26日(水)
コロンビアインターナショナルスクール HP
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