第2回 夏休みの前に、子どもと
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「はちうえはぼくにまかせて」ジーン・ジオン/作 |
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「どろんこハリー」ジーン・ジオン/作 |
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「うみべのハリー」ジーン・ジオン/作 |
みなさん、こんにちは。
クレヨンハウスの絵本売場から、第一回目の絵本ご紹介です。
さてさて、デビューを飾る絵本を何にするか…迷い続けて選んだのは、この時期になれば必ず手に取りたくなる『はちうえはぼくにまかせて』です。
みなさん、もうよくご存知かもしれませんね。
同じ作者ジーン・ジオンさんには『どろんこハリー』や『うみべのハリー』などの絵本があり、子どもの頃に一度は出会っている方も多いのではないでしょうか?
もちろん、いまも子どもからおとなまで人気のロングセラー絵本です。

「ぼく、はちうえの世話をすることにしたんだよ、ママ」
でかけるおかあさんに、得意げに話をするトミー。
トミーは、近所の人たちが夏休みに旅行するので、はちうえの世話を引き受けることにしたのです。仕事から帰ってきたおとうさんは、いきなり植木鉢につまずいてしまいます。
「こんなくだらないものをいっぱいならべたのは誰だい?」と、おかんむり。
でも、おとうさんの仕事が忙しくて、夏休みにはどこにも行かないトミーのうちでは、好きなことをしてもいいことになっていましたから、おとうさんも仕方なく見守るしかありません。
さて、トミーははちうえの世話がじょうずです。水をたっぷりあげないとダメなものと、そうでないものや、日陰が好きな植物や日当たりが好きな植物などをよく知っています。
一週間たって、二週間たって、植物はすくすく成長してきました。
家中がみどりに囲まれて、トミーはごきげん! でも、おとうさんとおかあさんは、ちっともたのしそうではありません…。
それでも、トミーは図書館にも通い、大きくなりすぎる植物は、株分けをしたり、刈り込みをしたりと、研究に余念がありません。
その甲斐あって、夏休みが終わる頃には、近所の方がもどってきて、無事に鉢植えをもどすことが出来ました。むしろ、とてもげんきな状態にして。
近所の方がよろこんでくれたのは言うまでもありません。
さて、すっかり植木鉢がなくなったトミーの家では、おとうさんがこう言いました。
「あのはちうえがなつかしいよ。いなかにいるようじゃないか。パパもいそがしくなくなったので、うちは、これからが夏休みっていうのはどうだい?」
トミーの行動力は茶目っ気たっぷりですね。
そして、植物の成長ともとに、トミーのこころも成長していくのが、よくわかります。
トミーの気がすむまでただ見守る、おとうさんおかあさん。その信頼のまなざしも、この絵本のもつ魅力だと思います。
夏休みを前に、子どもといっしょに是非、読んでみてほしい絵本です。
今回のレビュワー
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「子どもの視点・女性の視点・オーガニックな視点で文化を拓く」をコンセプトに、1976年、作家・落合恵子がスタートさせたクレヨンハウス。
地下1階には、オーガニックな食材がそろう「野菜市場」と、野菜市場の食材を使った安心・安全なオーガニック・レストラン「広場」。1階は、絵本・児童書専門店の「クレヨンハウス」。2階は木のおもちゃの専門店「クーヨンマーケット」。3階は女性の本と、自然化粧品「ミズ・クレヨンハウス」があります。1991年には、大阪・江坂に1階「野菜市場」2階「絵本とおもちゃ」の専門店、クレヨンハウス大阪店がスタートしました。
全国に毎月お届けするクレヨンハウスのブッククラブ「絵本の本棚」や、有機野菜の個人宅配、インターネット上でe‐shopも運営しています。
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