第20回 千種台中学校の皆さんへ
千種台中学校の皆さんへ
お手紙拝見しました。修学旅行が無事終わって、また以前の中学生の生活に戻ったわけですね。おじさんは、皆さんが富浦の生活を楽しんでくれたことを大変嬉しく思っています。このところの雨で皆さんのまいていったコスモスの種がようやく芽を出しました。かわいい双葉です。おじさんは地元で「花咲か爺」のあだ名がありました。肥料をやって「千種台中学校コスモスロード」を立派に育てます。コスモスの花盛りを見に来たいという人もおられますが、その人は我が家に泊まってもいいですヨ。10月中旬が彼女の花盛りです。まるで振り袖姿の女性が何キロも並んだようにきれいです。来られない人にはその頃、写真をメールで送ります。おじさんの合言葉は「コスモスの花言葉は乙女の恋心、育てようコスモス、育てよう乙女の恋心」でしたが、ゆかりさんの「一緒に育とう乙女の恋心」には笑ってしまいました。でも、育つ側の乙女としては「こうなる」と納得しました。育てる側のおじさんは、こちらの方もすこやかに育ちますように!と祈っています。
あの時、「足の速いのも個性なら、足の遅いのも個性です」という私の話に何人かの人はチョットけげんな顔をされましたね。百姓をやっていてつくづく思うのは、促成栽培ではないのだから、何でもかんでも早く育てば良いということではないということです。「秋づまり」という大根は秋の終わりになってやっと実りますが、立派な大根です。短期間で育つ「二十日大根」よりはるかに大物です。日本で一番おいしい「コシヒカリ」は晩生(成熟の遅い稲)ですが、早稲の「早ひかり」より美味で優れるものです。私は常々学生に「早ひかりの早稲田ではなくて、コシヒカリの駒澤でいこう」って言っています。私は人間も、植物と同じく、結局マイペースでいいんだと思っています。部活も勉強も、みんなMY PACEでやろう!神様がくれた自分の人生だもんネ。

福原のおじさんより
Photo by 飯田純一
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- 第35回 義を見てせざるは勇なきなり
- 第34回 友への手紙
- 第33回 百姓であること、教員であること
- 第32回 大盤振る舞い
- 第31回 援農隊に参加して
- 第30回 明子ちゃんへ
- 第29回 明子ちゃんからの手紙
- 第28回 コスモスの土産
- 第27回 安佳里ちゃんへの手紙
- 第26回 安佳里ちゃんからの手紙
- 第25回 「田舎の夏休み」の花奈ちゃんへ
- 第24回 心の教育
−新渡戸稲造、遠友夜学校 - 第23回 牛の涙
- 第22回 新渡戸稲造と唐人お吉
- 第21回 真面目の不徳
- 第20回 千種台中学校の皆さんへ
- 第19回 一緒に育とう乙女の恋心
- 第18回 お元気になさってますか?
- 第17回 ホタルに寄す
- 第16回 最長不倒記録
- 第15回 王様を育てる
−農民教授の農産物 - 第14回 心の中では悩み苦しんで
- 第13回 「ふぅ〜」が多いのです
- 第12回 福原ゼミナール十訓
- 第11回 「総理に忠告す」を読み終えて
−大学をやめようかと - 第10回 「総理に忠告す」を読み終えて
−心の中に入ってきた人 - 第9回 「総理に忠告す」を読み終えて
−憂国憂民の情 - 第8回 精神的に病んで
- 第7回 『「銀八先生」心の手紙』を読んで
−先生、自分が好きになりました - 第6回 遠い春
- 第5回 ウォーム・ハート宣言
- 第4回 阪神大震災と私
−幻の広告 - 第3回 手向けの花
- 第2回 さらば銀八先生
−卒業生からの手紙 - 第1回 ガンバレ山古志小の子供達


