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銀八教授のWarm Heart Letter & Essay

銀八教授(福原好喜)のプロフィール

銀八教授の本

第11回 「総理に忠告す」を読み終えて−大学をやめようかと

大学をやめようかと

M・T

先生お元気ですか。「総理に忠告す」拝見致しました。毎回、授業のはじまりに先生が話してくださる熱い思いが凝縮された本でした。

私が一番驚き納得したのは、先生が子供に「勉強しなさい」と決して言わないという事です。私は今まで生きてきて、実際に親から「勉強しなさい」と言われたり、それ以上に、まわりの雰囲気、環境におされて、勉強をやらされてきました。小・中・高に通う頃は学びたい気持ちではなく、ただ単にやらなくてはいけないという気持ちだけで勉強をしていました。中学校の頃は高校に入るために、そして高校では大学に入るためでした。私は受験勉強の波に完全にのまれてしまっていて、本来なぜ勉強をするのかということについて忘れてしまっていました。大学に入学して、いざ経済の勉強をしてみた時、自分の経済という学問への興味の無さに虚無感におそわれました。何も考えず、とりあえず大学へと進学した自分がいました。自分が学びたいことではない学問を就職のために学ぶかと思うと、これからの大学生活四年間が全て中身のないものに思えてきました。自分にはもっと他に本当は学びたいことがあったはずなのに…という焦燥にかられました。実際に昨年一年間は大学での、そして今までの自分の勉強に疑問を抱き、大学をやめようかとも真剣に悩みました。

現在の日本は先生がおっしゃったり、私自身がそうであったように、勉強=受験勉強となってしまっています。しかし、先生が行っている「田舎の夏休み」はそのような中で過ごす子供達に違う世界、違った考え方を与えるすごく良いものだと思いました。読んでいて心温まるものがあり、これからも子供達にこういう世界を与えてほしいと思いました。そして少しでも受験勉強の渦の中でもまれる子供に温かい心を持たせてあげてほしいと思います。

銀八教授と子どもたち

「総理に忠告す」

Photo by 飯田純一


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