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第34回 聖セシリア女子中学校・高等学校 大橋 貴之先生のご紹介
聖セシリア女子中学・高等学校の大橋貴之先生からバトンを受けて
大橋先生はとても思いやりのある先生です。私の健康を気遣って、「ピロリ菌の検査を受けたほうがいいですよ。」と勧めてくれたこともあります。ありがとうございました。

個人的エピソード
湘南白百合に勤めて30年を越えました。学校の坂道を上がってくる時とかに、ささやかだけれど、ふと思い出す出来事があります。
電話
ある秋の日のことです。学園の木々もすっかり暗くなり、生徒がみんな帰った後でした。先生方とミーティングをしていると、内線電話が鳴りました。
「先生、外線。事務所まで来てください。アメリカからです。」
事務所まで走って受話器をとると、
「先生」
一声でわかりました。そうしたら、たちまちある光景が浮かびあがってきました。
「いつまでしゃべってんだ。いい加減にしろ。」
私は大声で怒鳴りました。朝礼の時間なのに、ある生徒がいつまでたってもおしゃべりをやめないからです。その日だけのことだったら、あそこまで語気荒く叱らなかったかもしれませんが、前の日もおしゃべりをしていたな、と思ってしまったら、もう止まりません。高校3年桜組の教室はお通夜のようになってしまいました。
1時間目が終わって、いつもは大きな声を上げて廊下を闊歩しているその生徒が、友達に付き添われてしょんぼりと職員室にやってきました。謝りに来たのです。怒鳴りすぎたと思っていた私も、気持ちはわかったよとすぐに話を終わりにしました。でも、生徒は帰らずに立っています。
休み時間の10分弱の間、私は生徒の気持ちを聞きました。私がその生徒を「だめな奴」「悪い奴」「嫌いな奴」だと思っているから、あんなに怒鳴ったと思ったというのです。私はそんな風に生徒を思ったことは一度もありませんでした。目に涙を浮かべている生徒に、そのことをはっきりと言い、そして、声を荒げたことについて謝りました。

電話はその生徒からでした。高校を卒業して1年のちのことです。最近、アメリカに留学したという報告です。大学の講義のこと、周りの環境や暮らしぶりなどとりとめもない話を15分もしたでしょうか。最後に「いつでも電話をしていいぞ。」と言いました。「うん、なんだかマメに聞いてもらいたくなってさ。」そう言って、彼女は電話を切りました。アメリカ時間では、深夜の1時過ぎです。寂しかったのでしょう。私は、不憫な気持ちのうちにもなぜかうれしい気持ちが混じっているのを感じていました。
ちなみにマメというのは私のあだ名です。その由来は、別の生徒が描いてくれたイラストを見てください。
後日談。あるとき、本校の水原洋子校長が私にさりげなくこうおっしゃいました。「怒鳴ると言うことを聞くのは、生徒が怖がっているから。諭してあげなくては。湘南白百合の生徒は話せばわかるわ。」この話、知っていらっしゃったんでしょうか。
湘南白百合のトピックス〜高校模擬裁判選手権優勝〜
今年の夏はとんでもない猛暑でしたね。でも、それを吹き飛ばす痛快なことがありました。湘南白百合の高校生の有志が、第1回高校生模擬裁判選手権に優勝したのです。これは全国の弁護士会が、裁判員制度導入を前に、刑事裁判の目的や仕組みをわかってもらおうと企画したものです。現実に起こった窃盗・強盗致傷事件を素材にして、実際に作成された実況見分調書などが各校に配られます。各校はそれを読み込んで、その事件について争うというものです。各校とも検察側、弁護側の二つの立場に立つことが求められます。
8月の猛暑の中、生徒は熊本秀子先生(社会科)の指導の下で、朝から終日資料を読み込みました。横浜地方裁判所に本物の刑事裁判の傍聴にも行きました。そして、本番の8月18日に東京霞ヶ関の弁護士会館で、冒頭陳述、証人尋問、被告人質問、論告、弁論を行い、優勝したわけです。
熊本先生談。「目標に向けて、最後まで最善のものを求めて努力を惜しまない姿勢があったことが最大の勝因。それは授業、多彩な行事、部活、そして受験勉強と本当に多忙な学校生活をどれも手を抜かずがんばる、という湘南白百合生の特徴です。」
まさに学校を挙げて喜びに包まれたのでした。
入試直前説明会のお知らせ
入学試験まで100日を切りました。湘南白百合では、受験生のために「入試直前説明会」を、来る12月8日(土)に6年生の受験希望者・保護者の方限定で行います。事前面接の様子を寸劇仕立てでお見せします。また、入学試験場を実際と同じに作り、本番さながらの雰囲気を経験していただきます。きっと皆様のお役に立つと存じます。
詳しくは、湘南白百合学園中学校のホームページをご覧ください。アドレスは以下のとおりです。
http://www.shonan-shirayuri.ac.jp
湘南白百合学園中学・高等学校 HP
1年まえ組 中等部情報
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