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第33回 横浜英和女学院中学高等学校 松下 豊実先生のご紹介
神奈川県はもとより東京都でも超有名な募集担当者である、横浜英和女学院の松下豊実先生からのご紹介、
とても光栄に思います。
「何で数学なんか勉強するんですか?」
毎年5月の最終日曜日に行われるバザー「青葉祭」では多くの卒業生が訪れます。
今年は新卒で着任した時の高校生から「3人目の子供が生まれました」と報告を受けました。初めて担任した時の中学1年生も現在は「結婚しました」が標準のようで、今年は2人から報告を受けました。顧問だったテニス部の生徒からもたくさんの報告があります。
近況報告を受けるのは生徒の成長を知る嬉しい機会です。
そして、近況報告を受けると、当時の生徒の様子を思い浮かべながらも、つい現在の生徒と比較することがあります。
最近「先生は授業をする際に一番大切にしていることは何ですか?」と新卒の先生からの質問があり、
「生徒の把握かな?」と答えました。
年間100時間を超える授業であっても、一つ一つの授業にはその目標があり、指導計画が必要となります。
「生徒の予想される反応」や「何に興味関心があるのか」、「何を知っていて何を知らないのか」、「何が分かりにくくなっているのか」など、生徒把握をすることは、授業を組み立てる上での大前提です。
授業中の生徒の表情、質問、机間巡視、課題ノートや小テストの内容などを手掛かりに、的確な把握が必要です。
確かに入学してくる生徒は徐々に変わってきています。「これを習ってないのか」と思うことはあります。小学校での授業時間縮小に伴う学習内容軽減の影響です。
しかし、「できるようになりたい」と思う気持ちや、「分かった」と言うときの弾んだ声、答えを出すために没頭する姿など、今も昔も変わらない姿は多く、
「なんで数学なんか勉強するんですか?」、「図形の証明は何の役に立つんですか?」
そんな質問も20年以上聞き続けています。
本質的に生徒は変わっていないからです。

「最近の子は○○」というセリフを良く耳にしますが、生まれたばかりの子はいつでも純粋無垢の状態で、あくまでも環境の違いが人を変えていきます。
中高6年間に関しても同様のことが言えると思います。成長過程での環境が人を作っていきます。入学したばかりの様々な生徒の姿も、聖セシリアの伝統的な校風という環境に徐々になじみながら人間形成され、高3で卒業する時には、今も昔も変わらない、「誠実で人なつっこい」生徒の姿となっていくのです。
昨年を例にとれば、卒業生131名のうち皆勤賞・精勤賞を受けた生徒は87名いました。毎日あたり前のように通っていた学校です。
卒業生がよく訪れるのも、その校風を懐かしく思い、触れたくなるからかも知れません。
卒業生が誇りに思う学校であることに誇りを持っています。
「ルルベ!」「プリエ!」
クラシック音楽が心地よく流れる教室では、生徒たちが講師の声に合わせ、一つ一つの動作を丁寧に行っています。
美しくかかとを挙げる動作「ルルベ」、膝を曲げる動作「プリエ」、一見地味に見えますが、かなりの腹筋と背筋を使う動作で、つま先から指先まで神経を研ぎ澄ませる集中力と、とても繊細な表現力を必要としています。
「クラシック バレエ」のレッスンでは、これらの動作を繰り返し行っています。

真剣なレッスンが終わると、ほとんどの生徒から「楽しい。」との感想が聞かれ、なかには「結構ハード。」の声も。講師からは「皆明るいですね。とても素直で、教えていても楽しいですよ。」と感想が聞かれました。
4月から開講した「聖セシリア バレエ スタジオ」では現在、幼稚園から高等部までの園児、児童、生徒が約60名、幼稚園体育館と高校に新設されたバレエ用の教室でレッスンを受けています。
クラッシックバレエは柔軟性やバランス感覚など身体の成長に効果があることはもとより、豊かな感受性や自己表現の能力を育み、更には日常の中でも立ち居振る舞いや身のこなしをきれいにします。
聖セシリアでは、これらバレエの特性や芸術的な側面が聖セシリアの教育精神にかなうものと捉え、また創立以来、舞踊・美術・演劇・音楽といった分野で著名な文化人を講師に招いて積極的に課外活動を奨励してきたことに立ち戻り、2年後の創立80周年記念事業の一環としてバレエ教室を開講することとなりました。
バレエのレッスン・運営は、多くの優れた舞踏家を輩出している国内有数のバレエ団である「(財)井上バレエ団」指導のもとに行われ、講師は井上バレエ団のプリンシパルを務める藤井直子さんをはじめとする、経験豊かなプロのバレエダンサーたちです。
バレエのレッスンが、学園に学ぶ子供達のより良い成長の糧となることを切に願っています。

聖セシリア女子中学校・高等学校 HP
1年まえ組 中等部情報
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