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第30回 函嶺白百合学園中学高等学校 渡辺奈美先生のご紹介
ごきげんよう。聖ヨゼフ学園中学高等学校の清水勝幸です。函嶺白百合学園中学高等学校の渡辺奈美先生から紹介していただきました。同じカトリック学校の教員として、このようなつながりを改めて感謝したいと思います。さて、簡単に自己紹介させていただきます。高校2年生のクラス担任をしています。担当教科は社会と宗教です。
わたしの勤めている聖ヨゼフ学園は横浜市の北、鶴見区の東寺尾という静かな住宅地にあります。戦後の荒廃した社会の中で、何時でもどんな状況でも変わらない正しい価値観と判断力、奉仕の精神と行動力を身につけさせたいとの思いから、アメリカやカナダで宣教活動をしていたアトンメントのフランシスコ会というカトリックの修道会の神父様方によって設立されました。今年で54年目を迎えます。

『自分を大切に生きる』
各教室の中央に十字架が掲げられています。そして、その十字架をはさんで左側に校訓の『信・望・愛』と、右側には『自分を大切に生きる』という目標が掲げられています。イエス・キリストの教えを大切にするミッションスクールでは、聖書の言葉から、様々な神様のメッセージを「みことば」として生徒の皆さんに伝えています。「みことば」の多くは他者に対する慈しみと愛を説いたものです。たとえば「隣人を自分のように愛しなさい」とか「互いに愛し合いなさい。友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」などです。でも、ヨゼフ学園の教室には、「自分を大切に生きる」と掲げています。ん?ちょっと違うじゃない?『自分ではなく「相手を大切に生きる」でしょう?』そう思われる方も多いかもしれません。でもわたしたちはあえて「自分を大切に生きる」と言うことばを大事にしたいと思っています。それは、神様からいただいた一人ひとりの個性と能力を、大切に生かしながら成長することが、やがては友人や家族、そして社会への大きな愛として実を結ぶことになると確信しているからです。神様はご両親を通して無限の可能性を持った子供たちを与えてくださいました。わたしたち教員は、日々の学校教育の中で、その子供たちの可能性を伸ばして行く事のお手伝いをしていきたいと願っています。生徒たちは、ありのままの自分を受け入れ、自分の可能性に希望を持ち、できる限りの努力を積み重ねることによって大きく成長します。『自分を大切に生きる』この言葉は決して利己的なものではなく、自分を受け入れることによって、他人を大切にしてほしいという願いが込められています。自分の足りないところを他人と比較して嘆くのではなく、与えられた能力を感謝してどう伸ばしていけるのか。そしてありのままの自分を受け入れながら、前向きに努力することをどう身につけていくことができるのか、保護者の皆様と力を合わせ、心に少しのゆとりをもって、優しい気持ちで見つけていきたいと思っています。
いのちを喜び、感謝と奉仕の心をもって生きる人に
カトリックの価値観に基づいた正しい自己受容は、生徒一人ひとりが主体的に生きていくための原動力です。そのために、学園では様々なカリキュラムを準備しています。全学年で「生命尊重学習会」、「修養会」というものがあります。どちらも外部講師をお招きして一日を過ごします。「生命尊重学習会」では、いのちの尊さと女性としての生き方を学びます。たとえば中学三年生では、「身体の成長と心の成長」というテーマで精神科医の先生からお話しをうかがいます。副題は「自己の存在価値を見つめる」です。
修養会は、講師の先生方のお話しをうかがったり、ワークショップを通して、自分自身を見つめる一日となります。中学一年生のテーマは『かけがえのない「わたし」』。中学二年生では『心の旅(自分の心の成長のために)』です。学年があがるに従って、テーマは深くなります。

奉仕の心で
中学校の総合の時間を使って、手話、点字、車椅子の介助、そして学校から鶴見駅までの清掃活動を全校一斉に行なっています。また、2年前から各学年で礼法の授業も始まりました。まわりへの気配りは、相手を思いやる心から生まれます。

最後に
聖ヨゼフ学園は、各学年2クラスの小さな学校です。しかし、そのおかげできめ細やかな教育を行なうことができると確信しています。JRの鶴見駅からバスで5分ほどのところにあります。是非一度学園の方においでいただき、温かな雰囲気を感じていただければ幸いです。
聖ヨゼフ学園中学高等学校 HP
1年まえ組 中等部情報
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