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第25回 桐光学園中学・高等学校 有馬純一先生のご紹介
はじめに
私の勤務する横浜創英中学・高等学校は、昭和15年に京浜高等女学校として設立され、女子の教育を軸とする学校として出発しました。本校は女子校として歴史を刻んできましたが、世の中は時代の流れとともに様々に変化をしてきました。本校もその時代の要請に答えるべく平成14年に横浜創英中学・高等学校と校名を変更し、60数年に渡る女子教育から男女共学へ大きく舵を切り、現在に至ります。但し共学になった現在でも、教育に基本は変わるものではないという考えから、建学の精神である「考えて行動できる人の育成」は脈々と受け継がれています。当然のことですが、横浜創英中学はこの建学の精神に基づいた教育を日々行っております。
横浜創英中学は「学力・人間力向上宣言」のもと、学力だけでなく人間性・社会性を育む態度教育に力を入れています。基本的に決まりやルールを守る態度を養うことを目的としています。また、昨今の子どもたちは実体験が非常に乏しいので体験学習をたくさん取り入れて、実体験をたくさんしてもらうことで様々な感受性を養うことが大切と考えています。そこで、本校の大きな特色である体験学習にポイントを当てて述べていきたいと思います。
宿泊オリエンテーション
中学入学後すぐに行われるのが、横浜市の栄区にあります「上郷森の家」での一泊二日の宿泊オリエンテーションです。これは、公立中学とは違い、さまざまな地域から生徒が通学するので、宿泊を通して新しい仲間作りを大きな目的としています。同時に、学校という大きな集団で生活する上でのルールを学びます。本校は、学習ばかりに傾くのではなく、態度教育に力を入れており、「お早うございます」「お願いします」「ありがとうございました」等の挨拶、「人の話を聞く態度」等の時と場合に合わせた態度教育、これをしっかり身につけさせたいという目的で行います。

アドベンチャースクール
中学1年生の夏に長野県の斑尾高原で三泊四日のアドベンチャーエデュケーション(A・E)体験学習プログラムを行います。ここでの目的は「人を信頼する心・人を思いやる心を育てる」ことです。豊かな自然環境の中で展開される『冒険教育』と通して、仲間とのチームワーク向上、トライ&エラー、そして目的達成のための話し合いを体験します。
具体的には、1グループ10人程度に分かれて『トレジャーハンティング』をはじめ、さまざまなミッションにチャレンジしていきます。初めはいつものクラスメイトとはいえ、グループの仲間との間にぎこちなさが感じられますが、ミッションをこなすごとにグループがまとまっていきます。生徒たちはミッションごとに智恵を出し合って挑みます。失敗すると、また別の策を考えるという繰り返しの中で、仲間との間に信頼関係が築かれ、自発的に意見を出し合うようになります。

イングリッシュキャンプ
中学2年生の夏に行われるものです。今年は、茨城県にある「白浜少年自然の家」で実施しました。AC(アメリカンカウンセラー)に出迎えられキャンプは始まります。ACと一緒に寝起きし、英語でのコミュニケーションを中心にプログラムは進みます。生徒たちは普段の学校生活では体験し得ない、ネイティブと一緒に起居を共にすることを通して、英語でのコミュニケーションの仕方を身に付けていきます。
カナダ語学研修
これまでは、中学3年の3月に実施していましたが、来年度より3年の9月に実施することになりました。本校の語学研修は現地校交流型で実施します。現地校の生徒と一緒に授業を受け、原則としてクラスメイトの家にホームステイをします。学校で、そして家庭においても同年代の仲間と一緒に過ごす時間は子ども達にとってとても貴重な時間になると思います。

最後に
学校紹介ということでしたので、パンフレットの宣伝文句のようになってしまいました。しかし、現在の子ども達を取り巻く社会を考えると、こうした実体験に基づいた教育が必要なのもだと考えます。私たち大人にとってはとても便利で豊かな世の中にはなりましたが、現在子どもが成長していく過程でこの豊かさがある意味、悪い側面が表に出てきているように思われてなりません。当然、豊かさを追い求めることが悪いことではありませんが……。
今日のそのような世の中にあって、次代を担う子どもをしっかり育てるためには、バーチャルな世界が与える実体験の不足を補いながら、想像力を逞しくさせていく体験に基づく学習が大切です。本校ではこの部分にとても力を入れております。そして、「考えて行動できる人」を育てていきます。
最後に、新しい年を迎えたこの時期、受験生にとってはまさしく正念場だと思います。今まで積み重ねてきた努力を結果に結び付けられるように、最後まで頑張ってください。

横浜創英中学・高等学校 HP
1年まえ組 中等部情報
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