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せんでん[先生伝言板] 武蔵工業大学付属中学校・高等学校 谷 和彦先生

 

谷 和彦先生 本校最大の行事「柏苑祭」が11月5日、6日の土日に行われました。今年で第47回となる柏苑祭は、次年度は新校舎完成のために、現在の校舎で行われる最後の柏苑祭となりました。柏苑祭の企画、運営はほぼ生徒によるものであり、教員はサポートにまわるのが特徴です。今年も開会式の体育館での開催、元サッカー日本代表の北澤豪さんの講演会など、イベントが盛りだくさんの中、ムサコーライトアップ計画を進めてきた運営委員について書きたいと思います。

 新執行委員長が中高ともに選挙で決まるのは2月、そこから顧問と生徒たちの活動は始まります。運営委員6名が中高生徒会総務の中で決定し、まずはテーマ決め、今年度は「集」に決定しましたが、これを決めるのも大変。運営委員6名それぞれが柏苑祭に対する熱い思いがあるので、それを一つにまつめるのが一苦労です。これを決めるために何度も運営委員を開きました。

 運営委員会では、新校舎建築工事のためにグラウンドが使えない条件の下、毎年最終日に打ち上げていた花火に話が集中し、「花火に変わるイベントを行いたい。」運営委員の気持ちは皆一緒でした。

 様々な案(芸人を呼ぶ、お化け屋敷を作る・・・etc)が飛びだしますが、今までお世話になった旧校舎にお礼をするとともに、花火に変わるイベントとして、校舎のライトアップを行うという話にまとまってきました。校舎に電飾をあらかじめ付けておき、夜になったら点灯する・・・。このときはまさか電飾がメインイベントの一つになるとは思いませんでした。

準備中の校舎と、電飾が点灯した校舎 業者に確認すると、電飾は10mで1万円かかると言われ、生徒たちは落胆してしまいます。限られている予算の中で購入するのですが、生徒の考えている電飾の規模の大きさに圧倒されました。

 10月末になり、近くのホームセンターへ電飾を買いに生徒6人、教師3人で自転車を連ねて向かいます。クリスマスのイルミネーション用の電飾が大量に安く売っていました。生徒も私たちもホッと胸を撫で下ろしました。

 準備期間になり、電飾を校舎に取り付ける作業が始まります。校舎と校舎の間に電飾を橋のように渡すのに生徒が頭を使いました。紐の一端にテニスボール、他端に電飾をつけ、何段階かに分けてボールを投げて紐で電飾を吊るし上げました。これを何箇所にもやるから一苦労。屋上から昇降口までの取り付けや、木への取り付けも行いました。夜の11時までかかったこともありますが、完成し、一斉に点灯したときは生徒も私達も感動しました。

アーチ

 柏苑祭第1日目は17:00に一斉点灯。9箇所あるコンセントにそれぞれに係りを置き、一斉に点灯しました。

 一時は運営委員の頭には電飾のことだけしかなく、私達は敬意を持って彼らを「電飾男」と呼んでいましたが、柏苑祭第2日目はその頭は宴夜祭(後夜祭)に集中してしまいます。気づくと運営委員が宴夜祭の係りになってしまい、気づくと一斉点灯の係りが不足してしまいます。「先生、どうすればいいですか?」「17:00になったら付けておくから今は宴夜祭に集中しなさい。」

 簡単に格好良く言ったものの、時間になったら顧問2人で校舎内9箇所を汗だくになりながら走り回りすべて点灯しました。翌日は当然筋肉痛に悩まされました。

 片付けも取り付けと同じ位、時間と苦労がかかります。5日経った現在もまだすべて取り外していませんが、早くしないと教室の窓が閉められないので、苦情が来そうです。電飾はまた来年のために取っておき、新校舎でもライトアップできたらと考えております。

 柏苑祭の顧問をやると、生徒の授業では見せない側面を目にしますし、生徒との関わりが強くなります。準備や総括を含めるとほとんど1年がかりの仕事ですが、それだけにやりがいのある仕事ですし、また機会があればやってみたいと思う仕事です。

 柏苑祭は中高合同で行う唯一の行事であり、毎年中学生が高校生の仕事をよく観察しています。そして中学生が高校生になると再び柏苑祭に関わり、伝統を引き継いでくれます。次年度は新校舎での出発となりますが、ムサコーの良さと伝統は確実に引き継がれてゆくと確信しています。

閉会式

武蔵工業大学付属中学校・高等学校 HP
1年まえ組 中等部情報

 

No.13 11/15更新

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