itscom.net ichinen★maegumi 幼稚園初等部中等部インターナショナルコンテンツ保護者会銀八教授のWarm Heart Letter & Essay佐々木かをりのコラムまえ組メール
1年まえ組トップへ 1年まえ組中等部
トップページへ 中等部トップ
学校の魂百まで 国・私立のページ 公立校のページ 模擬入学試験
中学受験Q&A      

第5回 東京女学館中学校高等学校 水野 ゆり先生のご紹介

せんでん[先生伝言板] 桜美林中学校・高等学校 柏 恭子先生

 

卒業式を終えて・・・・

 学校生活の1年が終わろうとしています。桜美林高等学校では3月1日に371名の卒業生を出しました。私が2年間担任した「理系クラス」も無事に卒業し、それぞれの道を歩み始めることとなり、ほっとしています。

 本校は高校2年生から文系・理系を選択します。HRは文系・理系混合クラスが通常でしたが私が担任したクラスは、2年間理系のみのメンバーで編成されておりました。

 「I LOVE 理系」を合言葉に、なかなかユニークなクラスでした。数学の課題、化学の実験レポート、物理の小テスト、英単語テストなど40人が一斉に同じものを取り組むので、朝のHRにいくと、今日は何をすべき日かすぐにわかります(本当は前もってやってほしいのですが・・・)

 卒業式を終えて非常に寂しい気持ちですが、彼らが4月から新しい環境で、活躍してくれることを心から祈っております。

 

高校1年生の授業

 桜美林高校1年生は、現在週3時間化学を学んでいます。私はいろいろな実験を通じて、より化学を身近に感じてほしいと常々思って授業をしております。

 1学期は最初ですから「物は粒子からできている」という概念を学ぶところから始まりますので、なかなか面白い実験がみつからないのです。しかし、2004年度はNHKの高校化学講座の実験講師をやらせていただいた関係で、おもしろいものをつくることができました。現物を並べた周期表です。物質を構成している粒子の種類を「元素」と言いますが、その「元素」が並んでいる表が周期表です。覚え方は、昔と変わらず「すいへい りーべぼくのふね なんだまがーるしっぷすぐくらあ」。この中に18種類の元素が入っており、「H He Li Be B C N O F Ne Na Mg Al Si P S Cl Ar」となります。元素記号は基本なので、覚えるところから入りますが、単なる暗記だけでなく、普段見ることがあまりない「ホウ素」「ケイ素」「ゲルマニウム」「ガリウム」などを見るチャンスができ、本当に楽しく授業ができました。

元素の周期表と、実際の元素が入ったケース

元素の周期表と、実際の元素が入ったケース

 

化学反応実験

 原子構造や物質量(モル)といった基本を1学期に学んだ後は、本格的に化学反応「酸・塩基の中和反応」「熱化学反応」「酸化還元反応」を学びます。

 「中和反応」では、実験室にある指示薬(リトマス、フェノールフタレイン、B.T.Bなど)や、グレープジュース、赤キャベツ液(湯に赤キャベツをつけておくと色素がでてきます)を使って、いろいろな物質の液性を調べる実験をまずはじめに行います。枯葉を燃やしたもの、トイレ用洗剤、セッケンなど普段我々の周囲にあるものを調べますと、生徒も関心が大きくなるようです。

 「熱化学反応」では、化学反応においての熱の出入りを学ぶ単元なので、まずはじめにホカロンやヒヤロンを実際につくってみます。ホカロンは鉄が酸化されるときに出す「熱」で温かくなるのですが、実際につくるときには少量の食塩水、活性炭が必要になります。普段ホカロンを使っている私たちですが、まさか食塩が必要であるとは知らない生徒も多いようでした。

 1年生が最後に学ぶ単元が「酸化・還元」です。これに関する実験は非常に多く、とても面白い実験が多いので、どの実験を実際に行うか悩みどころです。

演示実験「火山の噴火」
演示実験「火山の噴火」

 上の実験は「火山の噴火」という名前で演示実験しております。「火山」にみたてるために土など掘り起してきてそれらしくやっているのですが、何よりも炎が激しいので「お〜〜」という歓声が響きます。

 私の一番のお気に入りの実験は、丸底フラスコに3種類の溶液を同量ずついれて、ゆっくり振っているだけで、色が次々と変化するのです。

 はじめは薄い金色→だんだん濃い金色→次に紺色→透明→金色→紺色・・・・・

 と変化していくのです。この色の変化は、だいたい7秒間で変化していきます。この反応を「振動反応」と呼んでいます。振動反応と言われる反応には、他にもたくさんありますが、色の変化が一番きれいなものがこの実験だと思っています。

 

 

 2年生になり理系を選択した生徒は、2学期から有機化学を中心に学ぶので、実験も多くなってきます。有機化学実験もとても面白い実験が多いのですが、引火性がある物質を使うので私は少々神経を使います。

 シップの原料である「サリチル酸メチル」をつくりますと、校舎全体が「シップ臭く」なってしまうほどですが、構造式や化学反応式を覚えるだけでは面白くないですよね。

 他には、染料を作って布を染める実験も行います。操作方法が、少々面倒なのですが50分間、フルに動いて生徒は3種類の染色を行います。


染色された布

実験を終えて・・・・

 生徒にとって実験だけですと、楽しいだけで終わるのですがそれではやはりいけません。

 自分が出した結果から何が言えるのか、何が足りなかったか、を考えるためにも「実験レポート」「実験ノート」を作成することを義務づけています。

 はじめは嫌がって書いていた生徒も、まとめ始めると「反応を考える」「どうしてこんな結果になったのか」など深く追求する者もでてきまして、成長が見られます。大学生が使うような本やネットでの情報をたくさん得てレポートを完成させてきます。こんなとき、実験の効果の大きさをとても感じます。本校は実験助手がおりませんので、準備、溶液の調整、あとかたづけなどもすべて私が行います。確かに忙しくてたいへんな面もありますが、実験に携わることがたまらなく大好きな私は、どこよりも実験室にいることがほっとする時間でもあるのです。

※毎年、小学生を対象に「オープンスクール」を実施しております。ここにおきましても実験を行っております。

 

桜美林中学校・高等学校 HP
1年まえ組 中等部情報

 

No.6 3/15更新

Back Number

2008年

2007年

2006年

2005年

2004年

ページトップ

お問い合わせ ご利用にあたり

© its communications Inc, All rights reserved.