馬事公苑へのみちしるべ考えよう! 東京2020公認プログラム「うままちあるき」開催!

■「うままちあるき」モデルコースを辿る様子


東京2020オリンピック・パラリンピックの馬術競技会場となるJRA 馬事公苑界わいの案内標識など「公共サイン」の整備を区民とともに考える、東京2020公認プログラム「うままちあるき」が8 月11日に開催されました。

イベントに参加した区民は、馬事公苑界わいのの5つの駅(小田急小田原線「千歳船橋駅」「経堂駅」、東急世田谷線「上町駅」、東急田園都市線「用賀駅」「桜新町駅」)に分かれて、それぞれが馬事公苑を目指し、どのような公共サインがあると良いかを、自らその道のりを辿ることで検討しました。

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■ユニバーサルデザインの視点からも検証
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視覚障害、車いす利用当事者の参加もあり、馬事公苑への道のりについて、ユニバーサルデザインの視点からも検証され、また用賀駅コースでは、地元をよく知る区民の人たちからの意見でモデルコースが変更されました。

歩道が狭く交通量の多い大通りではなく、碁盤の目状に整備されたまちの区画を活かした、大通りから一本裏の段差の少ない道が選ばれ、人に優しい安全なルートが検討されました。

交通量が少なく安心して歩けることを確認できた一方で、改めて「うままちあるき」の視点で見直すと、一見平坦な歩道でも、部分的に道が斜めになっているなど、車いすの通行に支障がある箇所があることに気づいた様子でした。

また、区民が施した植栽などが道行く人々の目を楽しませるまちの魅力の1つであることにも気づくことができたようです。

各コースから馬事公苑に辿り着いた参加者は、その後、まちあるきで撮影した写真などを振り返りながら意見交換を行いました。

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■意見交換の様子

駅前や曲がり角へのサイン設置のほか、車いすの目線からも見えるサインの必要性等、様々な観点から整備イメージがあげられるとともに、参加者からは、「地域の見どころや名所など、まちの雰囲気も味わえるようなルート作りをしたい。」「おもてなしの観点からも、バリアフリーなトイレやベンチの設置は欠かせない。」といった意見があがり、まちあるきの体験をもとにして、ユニバーサルデザインの考え方も踏まえながら、3年後の夏に、5つの駅から馬事公苑へと導く、誰にとっても優しいみちしるべのイメージを膨らませていました。