目黒区夜間避難所訓練が実施されました!

■2基のLED投光器による夜間避難所の疑似体験の様子


7月22日、午後4時30分から、目黒区立鷹番小学校で「平成29年度目黒区夜間避難所訓練」が行われました。

この訓練は、家屋の倒壊や火災の延焼により自宅等に滞在が困難な場合に、区立小中学校などが地域避難所となっているとの理由から、近隣住民を中心に発災後の避難所開設や避難所生活で必要な資機材の取扱い訓練を行い、この訓練を契機に災害対策への意識を高めていくことを目的として実施されました。

鷹番小学校には目黒区・目黒消防署・目黒消防団・碑文谷警察署・東京都葛飾福祉工場・東京電力・東京ガス・NTT東日本などの各機関から124人、地元の町会、区民など146人、計270人が集まりました。

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■地域避難所への避難の様子

今回の訓練想定は、「本日午後4時30分、東京湾北部を震源とする首都直下地震が発生し、地震の規模はマグニチュード7.3、目黒区の震度は6強を観測した。地震と同時に目黒区の一部地域では通信及び、電気・ガス・水道の供給が途絶した。区内で発生した火災は、消防署をはじめ消防団、防災区民組織等により消火活動を行っているが、延焼拡大のおそれがあることから、目黒区長は午後5時に中央地区住民に対して避難勧告を行い、区立鷹番小学校に避難所が開設された。」という設定で行われました。

訓練にあたって青木英二目黒区長から、「今回の訓練のポイントは2つあります。1点目は避難所における暑さ対策です。今回の訓練で大型扇風機などを試験的に設置しました。今後の配備計画の参考とさせていただきますので、是非、感想をお寄せください。2点目はJアラート(全国瞬時警報システム)についてです。実際の国民保護サイレンの警報音を聞いていただき、その際のとるべき行動について確認していただきます。」と挨拶しました。

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■実際の国民保護サイレンの警報音を確認

訓練の内容は、避難所開設(施設点検)・学校教職員・区参集指定職員の発災時対応訓練、受付・避難者名簿管理、資機材取扱訓練、起震車による地震体験等が行われ、特に資機材取扱訓練では、地域避難所では防災倉庫に備蓄してある災害時用の資機材を使用して生活することとなるため、マンホール直結型トイレ組立て、大型炊飯器でのアルファ化米の調理、D級ポンプ・移動式蛇口を用いた応急給水、投光機・発電機の取扱い、災害時に使用できる特設公衆電話などの取扱いについて、参加者は真剣に取り組んでいました。

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■発電機使用訓練の様子
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■初期消火訓練の様子

さらに、煙ハウス体験、消防署による初期消火及び救助用資機材取扱い、災害時伝言ダイヤル周知、 ガスマイコンメータの復帰説明、防災用品の展示、その他協力機関による展示コーナーなどたくさんの訓練やPRが紹介され、また参加賞として防災グッズが用意されたスタンプラリーが実施されるなど多くの訓練に効率的に参加できるような工夫がされていました。

体育館内では、夜間避難所の疑似体験も行われ、2基のLED投光機の明かりのみで訓練報告が実施されました。

参加していた区民は、「暑い体育館の中で、大型扇風機の風があったことは助かりました。」「一番印象に残った訓練は起震車で、震度6を体験しました。」「このような訓練は初めてですが、スタンプラリーのおかげで、全ての訓練を体験することができました。」と感想を話してくれました。

 

この『目黒区夜間避難所訓練』の会場の様子を、下記の番組でご紹介します。

地モトTVおかえり!TOKYO
8月8日(火)放送予定
午前7:00~、午後7:00~、午後10:00~

是非ご覧ください!