幻想的なホタルと可憐なサギ草が楽しめる「せたがやホタル祭りとサギ草市」

■世田谷の夏の風物詩「せたがやホタル祭りとサギ草市」開催の様子


7月中旬~8月中旬に見頃を迎える「サギ草」と、幻想的なホタルが楽しめる「せたがやホタル祭りとサギ草市」が、7月15日16日、世田谷代官屋敷と上町天祖神社周辺で開催されました。

この祭りは昭和56年に始まり、今年で37回目。昼間はサギ草市の見物・販売や子ども向けのイベント、地域団体による草笛や太鼓の演奏、夜はホタル観賞と盆踊りが楽しむことができます。

代官屋敷内には、もともと蛍が自生していましたが、数十年前には見られなくなってしまい、子どもたちにホタルを見せてあげたいという地元の人たちの想いからイベントの開催につながり、今では世田谷の夏の風物詩として、毎年2万人以上の人で賑わいをみせます。

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■地域団体による太鼓が演奏されました

ホタル観賞は、世田谷代官屋敷の庭園を散策しながら、多数のヘイケボタルの幻想的な光を楽しむことができ、毎年、多くの親子連れなどで賑わいます。お祭り初日は、午後5時のホタル観賞開始時刻前から、入り口には多くの人が列をつくっていました。

サギ草は、白い3センチほどの花の形が飛び立つ白鷺の姿にそっくりな多年草で「世田谷区の花」にもなっています。
区内にはサギ草にまつわる伝説が語り継がれているなど、世田谷とは縁が深いといわれています。

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■「世田谷区の花」サギ草の様子
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■サギ草市の会場の様子

今年はサギ草の開花が遅れ気味とのことでしたが、サギ草市では、「これが世田谷区の花だと初めて知りました。自宅で育てて、可憐な花を咲かせてみたいと思います。」などと話しながら鉢を買い求める親子連れも見られました。

このほか会場内では、世田谷みやげの出店や群馬県川場村の物産展なども開催されました。

現在、代官屋敷の敷地内にある区立郷土資料館(入場無料)では、季節展「螢とさぎ草伝説」が開催されています。
ホタルの生態模型やさぎ草伝説の原画などの展示を通じて、ホタルとサギ草についてより深く知ることができる内容となっています。
この季節展は7月30日まで開催されています。

この『せたがやホタル祭りとサギ草市』の会場の様子を、下記の番組でご紹介します。

地モトTVおかえり!TOKYO
7月31日(月)放送予定
午前7:00~、午後7:00~、午後10:00~

是非ご覧ください!