子どもたちが短冊に願いを込める~岡本公園民家園の『七夕まつり』

■願いを書いた短冊をくくりつけている様子


江戸後期の古民家を移築・復元し、農村に伝わる昔ながらの風習や行事などが体験できる岡本公園民家園で、7月1日、「七夕まつり」が開催されました。

「七夕まつり」は、毎年地元の人たちが中心となって開催され、地域の親子連れなどを中心に多くの人で賑わうイベントで、今回で31回目を迎えます。

まつりのメイン会場となった「旧長崎家住宅主屋」は、江戸時代後期の農家の家屋敷を再現されたもの。
昭和55年にこの地に移築復元され、茅葺屋根のやさしい風合いや囲炉裏など、昔の農村の風景を現在に伝えています。

この旧長崎家住宅主屋の前に、短冊をつるすための長さ10mほどの大きな竹が置かれ、訪れた親子連れなどが「みんな元気に過ごせますように」、「かけっこがはやくなりますように」などと短冊に願いごとを書き、竹にくくりつけていきました。

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■長さ10mほどの大きな竹が飾られました
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■短冊に願いを込めます
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あいにくの梅雨空でしたが、会場はたくさんの人で賑わい、飾りつけた短冊と一緒にポーズを決めて記念撮影なども楽しんでいる様子がみられました。

主屋の中では折り紙教室も開催され、集まった子どもたちは、織姫と彦星の人形の飾りなどを折り、「見て見て、可愛いのができたよ!」と喜んでいました。

会場内には、綿あめや焼きそば、ヨーヨー釣り、地元で採れた新鮮な野菜などのコーナーなど並び、また、古民家などを巡るウォークラリーや消防署・警察署のPRコーナーもあり、子どもたちは元気に園内を駆け回り、楽しんでいました。

会場を訪れていた親子連れは、「毎年楽しみにしている。ちょうど去年の写真を見返したが、子どもの成長と一緒に短冊に書いている願い事の内容も成長していくのが嬉しい。」と笑顔で話してくれました。