世田谷区名誉区民として顕彰 ~10月の区制85周年記念式典にて

■世田谷区名誉区民として顕彰される松任谷由実氏


世田谷区は、平成29年10月1日に区制施行85周年を迎えます。

これを機に、大村智氏、鈴木忠義氏、松任谷由実氏の3名が世田谷区名誉区民として顕彰されることとなりました。

世田谷区では、区民の生活・文化に貢献し、また、区民から敬愛される人たちを世田谷区名誉区民条例に基づいて、世田谷区名誉区民として顕彰しています。今回の選定にあたり、世田谷区名誉区民選定委員会へ諮問が行われたところ、総意をもって、名誉区民としてふさわしい人たちであるとの答申が得られました。

この答申に基づいて、6月22日の第2回区議会定例会にて提案、3名が世田谷区名誉区民に選定されることが全会一致で同意され、10月8日に行われる区制85周年記念式典において、世田谷区名誉区民として顕彰されることとなりました。

 

世田谷区名誉区民の功績等について

大村氏
大村 智 氏/北里大学特別栄誉教授
平成23年瑞宝重光章、平成24年文化功労者、平成27年ノーベル生理学・医学賞、世田谷区民栄誉章
昭和40年に社団法人北里研究所に入所。微生物が生産する数多くの有用な化合物を発見し、
そのうちの一部が医薬、動物薬などとして活用されています。
特に、米国メルク社と開発した抗寄生虫薬は、アフリカ・中南米などの熱帯地域の人々にWHOを通じて
無償供与され、数多くの人々を失明などから救っており、人類の福と健康の向上に多大な貢献をしています。

 

鈴木氏

鈴木 忠義 氏/東京工業大学名誉教授
平成14年世田谷区民栄誉章、平成15年勲三等瑞宝章
昭和54年より世田谷区の都市計画審議会委員を務める一方、区民健康村づくり計画プロジェクトチームの
座長として区民健康村の設立に尽力しました。
世田谷区と川場村との交流のあり方について、相互に信義を重んずる「縁組協定」を提唱するなど、
現在の世田谷区と川場村との交流の礎を築き、また、昭和61年に株式会社世田谷川場ふるさと公社代表取締役社長に就任し、
平成25年までの在任期間中に数多くの事業を手がけ、世田谷区と川場村の交流に貢献してきました。

 

松任谷氏
松任谷 由実 氏/シンガーソングライター
平成25年紫綬褒章
昭和47年に楽曲を発表して以来、幅広い世代から支持を受け、日本を代表するシンガーソングライターとしての
評価を確立しています。一方で、他のアーティストに多数の楽曲を提供し、作詞、作曲家としても高い評価を受けています。
また、革新的かつエンターテインメント性の高いステージを構築するなど、幅広く活躍しており、日本の文化芸術の進展に寄与しています。