区内農家が育てた新鮮野菜が並ぶ~夏季農産物品評会・即売会

■品評会の受賞農産物(一部)


目黒区の碑文谷体育館で、区内の農家の方が丹精込めて育てた野菜や花などの農産物の品評会・即売会が6月17日に行われました。

このイベントは、目黒区農業振興運営協議会と目黒区の共催で、JA世田谷目黒の協力のもと農業者の生産技術の向上や、区民に新鮮な野菜、植木、花卉等の供給を通して都市農業及び都市農地保全の大切さについて感じてもらうことを目的として、夏季と秋季に行われています。

区民にとって、生産者から直接、新鮮で安全な野菜などを購入することができる人気の催し物となっていて、会場は生産者の人や買い物客など、多くの人でにぎわいました。

品評会には、トマト、梅、タマネギ、インゲン、ジャガイモ、キュウリ、ナス、ズッキーニ、夏みかん、アジサイ、ベゴニア、日々草など、様々な野菜や花が出品され、東京都中央農業改良普及センター普及指導員とJA世田谷目黒経営役員会会長が、色、つや、大きさの揃い、熟度、害虫の被害がないかなどの視点で審査が行われたのち、都知事賞や区長賞などが決定されました。

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■品評会での審査の様子
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■都知事賞を受賞した農産物(ナス)
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■品評会に出品された梅

審査員による講評では、「今年は、春先から気温が低かったり高かったり、変動が激しかったことと、乾燥も続いていて、栽培には苦労されたのかと思っておりましたが、苦労を感じさせない、高品質なものが多かったのが印象で、栽培技術の高さを感じさせられた審査でした。梅について、通常は『黒星病』だとか『かいよう病』が多いんですけれども、どれも病害虫被害がなくて、品質の高いものばかりでした。また、アシタバ、秋田蕗、ズッキーニなど、バラエティー豊かな出品があり、区民の皆様のニーズを引き出しながら、喜ばれるような計算をされていて、農業の志の高さを感じる審査会でした。」と区内農家が育てた農産物への高い評価が述べられました。

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■一般農産物(品評会出品外農産物)販売の様子

品評会に出品された農産物や花卉は午後2時から即売され、正午すぎには即売整理券を求める人の列ができていました。
また、会場の外では、午前10時から一般の農産物などの販売が行われ、こちらも生産者から野菜を直に買うことができるので多くの人でにぎわっていました。