「多摩川クリーン作戦」~みんなの川を大切に

■約100名がクリーン作戦に参加


5月20日、多摩川河川敷(世田谷区野毛周辺)で、「多摩川クリーン作戦」が行われました。

この催しは、二子玉川のまちや多摩川への愛着、地域住民相互のコミュニティ活動、そして美化意識を育てるため、「みんなの川を大切に」を合言葉に、区民が自分たちの手で多摩川河川敷の清掃活動を行うものです。

区の玉川公園管理事務所が地域住民に呼びかけて、毎年大型連休の終わったこの時期に20年以上前から実施されています。

今年は地元企業やグループの参加なども増え、昨年より30名以上増の約100名がクリーン作戦に参加しました。

参加者たちは、初夏の日差しが降り注ぐ中、多摩川遊園から第三京浜下付近までの約1km区間の多摩川河川敷を、およそ2時間半かけての清掃が行われました。

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五月晴れの河川敷では、草木が青々と茂るその間に、タバコの吸殻や空き缶などのごみがちらほら見受けられ、参加者は、周囲を見渡しながら丹念に清掃。集まったごみは、缶、ビン、ペットボトル、商品を包むビニール、そしてタバコの吸殻などが多く、なかには、椅子や一斗缶などの粗大ゴミや、ごみ箱そのものなども捨てられており、河川敷を利用している人のマナー違反によるごみが多く感じられました。

この日、参加者の精力的な清掃により、45リットルのごみ袋で約70袋分のごみを拾い集めることができました。

親子で一生懸命ごみを集めていた参加者は、「タバコの吸殻やお菓子の袋をいくつも拾ったが、想像していたよりはごみが少ないという印象だった。利用者一人一人の普段の心がけで、多摩川はもっときれいにできると感じた。」と話していました。

玉川公園管理事務所では、「近年は多摩川の水質も改善し、鮎も沢山遡上してきている。今後も次世代に、自然豊かな多摩川を残していけるよう、地域の皆さんとの協力の輪を更に拡げ、みんなの川を一体となって守っていきたい。」と話していました。