世田谷×川崎 相互連携の取組み!平和資料館で「かわさき巡回平和展」

■世田谷区立平和資料館で開催の「かわさき巡回平和展」の様子


世田谷区と川崎市は、双方の地域活性化や持続的な成長を目的として、平成26年12月に「川崎市と世田谷区との連携・協力に関する包括協定」が締結されました。

これに基づき、世田谷区立平和資料館と川崎市平和館は、職員の意見交換や所蔵品を活用した交流事業など、相互連携の取組みの実施が行われています。

今回はその一環として、毎年川崎市内7区を巡回し開催している「かわさき巡回平和展」の最終展示が世田谷区立平和資料館で初めて行われることとなりました。

この企画展は、戦争や原爆の悲惨さを訴えるとともに、平和啓発の推進を目的として開催するもので、川崎市平和館からは、昭和20年4月15日の「川崎大空襲」に関連した写真パネルが、世田谷区立平和資料館からは、昭和20年5月25日の「世田谷空襲」に関連したパネルと世田谷の学童疎開に関連した疎開生活の写真パネル等が展示されています。

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会場を訪れた女性は、「自分も幼い頃空襲を経験しており、リヤカーに乗せられて、家族と一緒に避難したことを今でも覚えている。この平和な時代を守り、戦争を二度と繰り返さないためにも、戦争の悲惨さを次の世代に伝えていくことは大切だと思う。」と感想を語っていました。

■「かわさき巡回平和展」■
日時:3月10日(金)~17日(金)9:00~17:00
(3月14日(火)は休館)
場所:世田谷区立平和資料館 多目的室
世田谷区池尻1-5-27 世田谷公園内)