継続して支援しよう!『東日本大震災復興支援コンサート』

■気仙沼市民吹奏楽団とヤマハ目黒吹奏楽団による混成楽団の演奏


3月5日、 めぐろパーシモンホール小ホールで、東日本大震災復興支援コンサートが開催されました。
このコンサートは、東日本大震災の発生から6年を迎え、震災を風化させることなく友好都市の復興を引き続き支援していくことを目的に開催されていて、今年で2回目となります。

目黒区の友好都市である宮城県気仙沼市出身の音楽家たちが出演し、チケットは前売りで完売するほどの人気のコンサート。
コンサートの収益の一部は被災地に寄付されます。

第1部は、気仙沼市民吹奏楽団とヤマハ目黒吹奏楽団による混成楽団による演奏。気仙沼市民吹奏楽団からは10人の団員が参加し、このコンサートのために混成楽団を編成しての演奏が行われました。

1曲目に演奏されたのはアメリカ民謡の「レイルロード・ファンタジー(線路は続くよどこまでも)」。復興の支援が目黒から気仙沼へ、そして未来へ続くよう願いが込められた演奏は、このために編成されたとは思えないほど息の合ったもので、そのほか映画「アナと雪の女王」の曲目など、子どもから大人まで誰でも楽しめる演奏内容が披露されました。

第2部では気仙沼市出身のシンガーソングライター熊谷育美さんの演奏で幕を開けました。

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■熊谷育美さん(シンガーソングライター/宮城県気仙沼市出身)

堤幸彦監督の撮り下ろしドキュメント「Kesennuma,Voices.東日本大震災復興特別企画~堤幸彦の記録~」の主題歌として書き下ろした「春の永遠」などが披露されました。

現在も気仙沼に在住する熊谷さんは、曲の合間に震災当時の戸惑いや現在の復興の様子を話し、今後も復興のために力を貸してほしいと訴えていました。

続いて演奏を行ったのはジャズピアニストの岡本優子さん。ジャズのスタンダード・ナンバーである「Fly Me to the Moon」などを披露し、先に出演した熊谷育美さんとの縁や、震災時に活動の拠点としていたアメリカでの震災の支援などの話しがありました。

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■岡本優子さん(ジャズピアニスト/宮城県気仙沼市出身)

また、「被災して営業ができていなかった実家の「氷の水族館」が営業を再開する予定なので、皆さんも遊びに行ってほしい」との紹介と、熊谷さんとのコラボレーションでの演奏も披露され、来場者から大きな拍手が送られていました。

最後に登場したのは「中目黒小学校合唱団」。日頃の練習の成果を発揮し、きれいな歌声がホールいっぱいに響くと、来場者は熱心に聞き入っていました。
アンコールでは熊谷さん、岡本さんが登場し、中目黒小学校合唱団と合同で演奏。震災復興ソングとしてもおなじみの「花は咲く」を披露すると、この日一番の盛り上がりとなりました。

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■アンコールの様子
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■同時開催された気仙沼市物産展は大賑わい

その他、同時開催イベントとして、宮城県気仙沼市の特産品が集合した物産展と被災当時の様子を記録した写真展が催され、コンサート来場者のみならず多くの人でにぎわいました。

目黒区内から訪れたという夫婦は「今日はすごく楽しいコンサートでした。今度は家族で気仙沼に遊びに行って、少しでも復興の役に立ちたい」と話してくれました。

◆この『東日本大震災復興支援コンサート』の様子を、下記の番組で放送します。

地モトTVおかえり!TOKYO
4月4日(火)放送予定
午前7:00~、午後7:00~、午後10:00~

是非ご覧ください!