ひらめきをカタチに!『ソーシャルビジネス・プレゼン大会』

世田谷区では、社会的課題や地域課題をビジネスの手法で解決するソーシャルビジネスの活動支援を区産業振興計画の重点事業と位置づけていて、これまでシンポジウムやスペシャリストとのセッションなどのイベントが開催されています。

2月11日、世田谷区、産業能率大学、昭和女子大学が主催となり、世田谷産業プラザ3階会議室で、新たなソーシャルビジネスの創出につなげることを目的とした「せたがやソーシャルビジネス・プレゼン大会」が開催されました。

この大会は、新たな取組みとして、ソーシャルビジネスに興味がある人から実際に取組もうとしている人までを対象に、プランのプレゼンテーションを通じて、専門家によるアドバイスや新たな仲間や支援機関とのネットワークづくりの機会を提供し、新たにソーシャルビジネスに取組む人たちを支援するものです。
また、世田谷区大学連携プロジェクトの産業プロジェクトの一環として、そして世田谷区を含めた地域の支援機関で構成する「せたがやソーシャルビジネス支援ネットワーク」の事業の一環として実施されています。

この日は、一次選考により選ばれた、「介護ライフアドバイザー資格認定事業」や「みんなの居場所 ミマモリカフェ」、「一軒家を利用する少人数保育事業」等、それぞれの熱い思いのこもった4つのプランが披露されると、各分野の専門的知見を持つコメンテーター陣からは的確なアドバイスが送られていました。

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「ロカボ・カフェ ゆるやかな糖質制限食」について発表した水玉カフェの増井潤子さんは、「糖尿病患者の方などが安心して外食を楽しむことができる糖質制限食のカフェ」に関するプランを発表。コメンテーター陣は、「同じ課題を抱える方のコミュニティは、遠方の集客も見込める。」「一見糖質の高そうなスイーツを低糖質で楽しめる、菜食に特化するなど差別化が必要。」等とアドバイスし、プランの魅力を引き上げていました。

発表終了後には、交流の場が用意され、発表者やコメンテーター、支援機関などが情報交換をしながら、ソーシャルビジネスの創出に向けた思いを新たにしていました。