「14歳の成人式」~2年生から1年生へ熱いメッセージ~

「14歳の成人式」が、1月28日、世田谷区民会館で開催されました。

「14歳の成人式」は、子どもから大人への過渡期にいる中学1年生に、自分の生き方を見つめ、これからの学校生活を豊かに過ごすきっかけにしてもらおうと、中学2年生からメッセージを贈るというものです。

世田谷区立中学校の2年生が中心となった生徒会代表者63人が集まり、「世田谷区立中学校生徒会サミット」を結成、1年生や保護者など約800人に向けて、大人への第一歩を踏み出すために各校の生徒会が実践してきた活動について、劇やスライドなどを使って工夫された発表が行われました。

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今年の生徒会サミットでは、「社会とのつながり ~14歳 今、私たちにできること~」を全体テーマとしていて、生徒会活動の活性化を図り学校生活を充実させるため、各学校において取組むことを話し合い、実際にあいさつ運動や言葉の大切さを考えた活動など様々な形での実践が行われてきました。

今回の「14歳の成人式」では、その取組みをクイズ形式や劇など工夫を凝らし発表が行われ、「やさしさの循環」と題した発表では、優しさについて考えた各校の取組みをスライドで紹介するなどユニークな発表が行われました。

「気持ちの鏡 ~行動の反射~」をテーマに発表されたものは、自らが行動を起こすことで、社会を変えていく力となれることなどを寸劇で表現しました。
「地域との交流・地域への感謝」をテーマとしたものでは、会場の参観者を交えたクイズ形式での発表が行われ、「人と人とのつながり=支え合い」というテーマでは、活動を通して人と人とのつながりが大切であると気付いたことについての発表が行われました。

閉会式では、全体のテーマ「社会とのつながり ~14歳 今、私たちにできること~」に取り組んだ中で、気付いたことや1年生に伝えたいこと等について、各ブロックより発表が行なわれました。

生徒たちは、「人との関わりを築く上で、あいさつをすることはとてもよいきっかけになる。誰かに対するあいさつは、未来の私たちのよりよい社会に向けてすることでもある。」「自分のさりげない親切心からうまれたやさしさが相手に伝わり、その人がほかの人にやさしくして循環していく。その結果、中学生の私たちでも社会にたずさわることができ、よりよい世の中をつくっていくことができる。」など、自分たちの言葉で熱く語っていました。

最後に、生徒会サミットから、「中学生だからと言って何もできないわけでなく、中学生でも人と助け合うためにできるたくさんのことがある。今だからこそできる様々なことを、皆さんと挑戦したい。」とメッセージを送り、会場全体で歌を歌って閉幕となりました。