約1,600人のランナーが国道246号線を駆け抜ける!

11月13日、世田谷の秋の一大スポーツイベント「世田谷246ハーフマラソン」が、駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催されました。

「世田谷246ハーフマラソン」は、スポーツの振興と区民の健康増進、地域の活性化を目指し、「スポーツの世田谷」を広く発信しようと開催されているもので、23区初の国道を走るハーフマラソンとして平成18年に始まり、今回が11回目。

国道246号線や豊かな自然が味わえる多摩堤通りなど、区の魅力が詰まった大会のコースは、公益財団法人日本陸上競技連盟より公認コースとして認定されています。

区内はもとより、都内でも大会の認知が高まってきていて、今年は定員1,600人のところに約6,200人の応募があり、今年出走したランナーは、区内外から参加した一般の方に加え、箱根駅伝出場予定校の選手、陸連登録の選手など、総勢1,581人(速報値)。

世田谷区内の箱根駅伝出場予定校では国士舘大学、駒澤大学、日本体育大学、日本大学、明治大学の5校の陸上競技部の選手が参加し、他にも、区内からは東京農業大学、日本女子体育大学などの選手が参加しました。

また、ゲストランナーとしては、元オリンピック代表選手の大島めぐみさん、川嶋伸次さん、元世界陸上代表選手の入船敏さん、藤田敦史さんが出場しました。

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午前8時30分、保坂展人世田谷区長による号砲で、ランナーたちは駒沢オリンピック公園陸上競技場を勢いよくスタートすると、普段は走ることができない国道246号や国分寺崖線の自然を眺められる多摩堤通り、年間50万人が訪れる人気の名所・等々力渓谷のそばを走る目黒通りなど、区の魅力が詰まったコースを駆け抜けました。

沿道では大勢の人たちがランナーへ声援を送り、サザエさんゆかりのまち桜新町では、地元商店街の協力によりサザエさん一家のパネルも応援に加わり、大会を盛り上げていました。

優勝はポール・クイラさん(コニカミノルタ)で、1時間2分27秒の大会新記録をマーク。
ポールさんは、「大学生がたくさん出場していて皆の熱気を感じた。コースは後半がきつかったけど、大学生たちと走ることができて良い思い出になった。」とレースを振り返りました。

2位は、鈴木塁人(すずき たかと、青山学院大学)さんで、記録は1時間2分55秒。
また、今年も特別賞として、総合373位の選手に「南三陸賞」が贈られ、縄野貴志(なわの たかし)さんが受賞しました。
この日は、1,470人が完走しました。

また、今大会は、「RUN as ONE – Tokyo Marathon 2017(準エリート)」の提携大会に承認されていて、陸連登録者の部で参加した出場者の中から推薦基準(年齢、記録等)を満たした成績上位者を東京マラソン2017へ推薦することとなっています。

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さらに、「世田谷246ハーフマラソン」を盛り上げているのが、同時開催の「健康マラソン」。
毎年大変人気があるそうで、今年は約1,800人が参加しました。

5kmの部には、元オリンピックマラソン代表の新宅雅也さんと谷口浩美さんがゲストランナーとして出場し、中学生から60歳以上までの参加者たちと一緒に汗を流し、2kmの部では、小学生や親子が元気いっぱいにコースを走り、「スポーツの世田谷」の魅力を体感していました。