いざという時のために万全の備えを!自衛消防隊による訓練

火元での初期消火活動の様子


11月8日、大田区役所で「大田区役所本庁舎自衛消防訓練」が実施されました。

自衛消防隊は、火災等の災害の被害を最小限に食い止めるため、大田区本庁舎の本部隊と各フロアーから選出した地区隊の総勢163人により編成されていて、消防隊が現地に到着するまでの消化活動を行なうことになっています。

今回の消防訓練では、午後2時55分に震度4の地震が発生し、本庁舎の3階から出火したという想定で行われました。

午後2時55分に地震発生を知らせるベル鳴動を合図に訓練が開始されました。

まずは揺れによる落下物等から身を守るために、机の下に一斉にもぐり待機、揺れが収まったら建物内の被害状況の確認と手際よく行われました。

出火のあった3階では、自衛消防隊による初期消火訓練が行われました。
訓練の内容は、まずは火元で消化器による初期消火が行われ、延焼拡大のため屋内消火栓に切り替え、それでも火の勢いは止められず、119番通報を行い、避難を開始するという、詳細な設定で行われました。

避難の際の煙体験
■避難の際の煙体験の様子

負傷者の避難誘導
■3階の出火元では、負傷者の救助訓練も行われました。
写真は訓練の様子。

いざという時のため、万全の備えをするために行われた今回の自衛消防訓練は、参加した人たちにとって貴重な経験となったようです。