都立目黒高等学校で宿泊防災訓練が実施されました!

6月3日17時から、都立目黒高等学校で宿泊防災訓練が実施されました。
都立目黒高等学校は目黒区の地域避難所に指定されていて、開校中に発災した場合、在校する生徒が貴重な防災戦力の一員となって発災時の初動対応や人命の救助等に寄与することとなっています。

都立目黒高等学校の宿泊防災訓練とあわせて、地域住民と一体となった夜間避難所運営訓練も同時に実施されました。
上目黒住区住民会議・学校・行政機関・地域が一体となるような訓練とすることで、自助・共助・公助の取組みを通じ防災意識や活動能力の向上を図ることが目的とされていて、また世代を超えた取組みを通じて地域のネットワークづくりを推進させ安全・安心のまちづくりにつなげられたらという思いが込められています。

17時から消防団と生徒たち合同でポンプ放水訓練が行われ、18時半からは自衛隊員による防災講話が行われました。
災害に対する意識が高まる昨今、常総市の水害や東日本大震災の災害派遣の話に、災害が起きた時にどのように自分の身や周りの人を守るか、そのために今何ができるかについて、多くの生徒が真剣に耳を傾けていました。

その後の地域の人たちと目黒高等学校生徒たちで炊き出し訓練が行われました。
「これでご飯ができるの?」と慣れない作業に最初は戸惑っている様子を見せていた生徒たちも、地域の人と作業を進めていくうちに要領をつかみ、アルファ化米の準備が出来上がる頃には、「お湯はもう少し入れたほうが良いのかな?」「そうここまでよ。お湯に気を付けてね。」と緊張した場面の中にも和やかな空気が流れていました。

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すっかり暗くなった校庭では発電機による投光訓練や災害時用トイレ設営訓練(貯留式)が行われました。発電機の扱い方や災害時に重要となるトイレの組み立て方を学び、全体を通して、学校・行政機関・地域が一体となって災害時への対応を学び連携を深める訓練となりました。

地域住民と連携した夜間避難所運営訓練は、今年度で2回目の実施。
都立目黒高等学校1年生生徒(240名)・教職員・上目黒住区住民会議・行政機関・消防署・防災ボランティア・防災士等地域住民が連携し、災害時の初動体制の確立と円滑な避難所運営の対応を図るための実践的な訓練となりました。


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◆この「夜間避難所運営訓練」の様子は、
下記番組内でもご紹介します。

地モトTVおかえり!TOKYO
6月15日(水)
午前7:00~、午後7:00~、午後10:00~
是非ご覧ください!