小学生など約1500人が田植えを体験!

東京23区で2番目の農地面積を誇る世田谷区立次大夫堀公園の水田で、5月26日、初夏の日差しが降りそそぐ中、幼児から小学生、幼児の保護者など合わせて約1500人が田植え体験を楽しみました。

この田植え体験は、農作業体験を通じて都会の子どもたちに自然と農業への理解を深めてもらおうと、世田谷区がJA東京中央の協力により昭和61年から毎年開催しており、今回で31回目。
この日、田植えに参加したのは、付近の小学校5校、幼稚園1園、保育園6園、児童館3館、自主保育グループなど合計21団体のほか、当日飛び入りで参加した一般参加者を含めて、合計約1500人が参加しました。

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保坂世田谷区長からの「ここ次大夫堀公園の田んぼは、使われていなかった農業用水を、地元の皆さんの熱意でよみがえらせたもの。このようなすばらしい公園で、皆さん一人ひとりが自分の手で苗に触れて田植えをし、秋には稲刈りの体験も出来る。世田谷区の31年続いた行事を楽しんでください。」というあいさつの後、子どもたちは足早に水田に向かい、靴下姿になって、田植えに挑戦しました。
田植えは初体験という子どもたちがほとんどで、泥に足をとられ転倒する子や、田んぼ内の移動に悪戦苦闘する様子が見られました。徐々に泥の感触に慣れると「気持ちいい!」「あたたかい!」など興奮した様子で、JAの農家の方の指導を受けながら、周りの友達と一緒に、1つずつ苗を丁寧に植えていました。田植えを終えた子どもたちは、「初めての田植えで大変だったけど、すごく楽しかった。秋にお米を収穫するのが楽しみ!」と笑顔で話していました。

田植えが行われた次大夫堀公園の水田は、大小合わせて12面、約1400㎡。植えた品種はもち米の「マンゲツ」。今日植えられた苗は、秋の収穫までJA東京中央と組合員の方が大切に育てることになっています。順調に育てば、9~10月頃に収穫の時期を迎え、今回田植えをした子どもたちが再び水田を訪れ稲刈りを行う予定で、収穫した米は、参加した小学校や保育園などに配られ、もちつき大会や家庭科の授業、給食などで使われる予定です。
※次大夫堀公園は敷地面積3万6567㎡、水田と移築復元した古民家・土蔵などがあり、江戸時代から明治時代の世田谷の農家が暮らしていた風景を再現している世田谷区にある公園。

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◆この「世田谷区立次大夫堀公園の水田で田植え体験」の様子を、下記番組内でご紹介します。

地モトTVおかえり!TOKYO
6月7日(火)
午前7:00~、午後7:00~、午後10:00~

是非ご覧ください!