全国的にも珍しいカタルパが開花!!

大田区立山王草堂記念館で、カタルパの花が咲きはじめました。
カタルパの木は、アメリカ原産の落葉樹で日本国内には数が少なく非常に珍しいとされています。

カタルパは、長さ3~4センチのハンドベルのようなラッパ状の形をした花がいくつか集まって、一房となって咲くのが特徴。大きな緑の葉に守られるように咲く白い花は、気品があります。カタルパの花は、毎年5月中旬から下旬にかけて咲き、10日ほどで見ごろを終えてしまうところも、その美しさを愛でる魅力のひとつ。

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山王草堂は、日本最初の総合雑誌「国民之友」を発刊した言論人、徳富蘇峰(とくとみ そほう 1863年~1957年)が大正13年から昭和18年まで「山王草堂」と称して住んでいたところで、カタルパの木は、明治10年代に同志社の創立者である新島襄(にいじまじょう)がアメリカ土産として持ち帰った種を子弟に配り、その種から育った木が全国にあり、山王草堂のカタルパは、熊本市立徳富記念館の2代目の木から挿し木した3代目の木として、平成2年3月に贈られたものと伝えられています。

山王草堂記念館の管理者によると「毎日、30人から50人ほどの方がカタルパ観賞のため来園する。電話の問い合わせも多い。」ということで、高木のカタルパの花を観るため、カメラなどを持参する人が多く訪れていました。

毎年訪問しているという大田区馬込在住の山田さん(83歳)と大田区山王在住の横山さん(80歳)は「毎年花が咲くのを楽しみにしている。今年も既に何度か訪れているが、今日は空の青とカタルパの白い花がきれいに撮影できると思い見に来ました。今年のカタルパはとってもきれいですね。」と笑顔で語っていました。

山王草堂記念館(蘇峰公園内)
大田区山王一丁目41番21号(大森駅よりバス)
TEL 03-3778-1039

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◆この「全国的にも珍しいカタルパが開花!!」の話題を、下記番組内でも同様にご紹介します。

地モトTVおかえり!TOKYO
5月24日(火)
午前7:00~、午後7:00~、午後10:00~

是非ご覧ください!