地域のトピックス

4月16日、等々力渓谷内にある、世田谷区立等々力渓谷公園の竹林で、世田谷区内に住む小学生とその保護者約190人が参加し、たけのこ掘り体験が開催されました。
この催しは、身近に豊かな自然があることを感じてもらい、自然保護や地域の関わりの大切さに目を向けてもらうことを目的に、等々力渓谷保存会と世田谷区が主催しているもので、今回で12回目。
「等々力渓谷」は、東京23区内唯一の渓谷であり、多くの動植物がみられ、深山の趣がある場所であり、平成11年に東京都の「名勝」に指定されています。
広さ３万㎡を超える渓谷一帯には、寺院や日本庭園、みかん畑などもあり、崖地すぐそばの一角にある竹林でのたけのこ掘りは、毎年人気が高く、多くの応募があります。




この日は、抽選倍率3倍の中で当選した約190人が参加し、主催者から「等々力渓谷の自然に触れながら、たけのこ掘りを思う存分楽しんでください。」と話があった後、普段は入ることができない竹林に足を踏み入れました。
地面に少し頭を出しているものや、20ｃｍほど顔が出るくらいに育っているたけのこを見つけては、スコップやシャベルなどで一生懸命に掘っている参加者の姿が見られました。
母親と参加した男の子は、やっとの思いでたけのこを掘りおこすと、「やったー！」と歓声を上げ、自分で掘ったたけのこを手に取り大満足の様子でした。

収穫後、子どもたちは、公園管理事務所の職員に教わりながら竹とんぼづくりに挑戦。
大人たちは、たけのこの調理方法について等々力渓谷保存会からコツなどを学び、包丁の入れ方などを教わっていました。

最後は、当日朝に掘り出した新鮮なたけのこで作った味噌汁や等々力渓谷保存会が用意した若竹煮などを試食し、暖かくなってきた春の一日を「竹」三昧で楽しく過ごしていました。
参加した親子は、帰り際に、掘り出したたけのこを抱えて「新鮮なたけのこで、たけのこのお刺身をつくろうね！」と、興奮した様子で話をしていました。

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◆この「たけのこ掘り体験」の様子を、下記番組にて放送します。

「地モトTVおかえり！TOKYO」
5月2日(月)
午前7:00～、午後7:00～、午後10:00～

是非ご覧ください！