桜舞う中で流し踊り「馬込文士村大桜まつり」が開催されました!

4月3日、馬込文士村大桜まつりが開催されました。

馬込文士村大桜まつりの淵源は、昭和28年、町の有志が馬込の谷の川沿いに100本の桜の苗木を植樹したことに始まります。
それから60年余りを経て、桜は立派に育ち、馬込の桜並木として親しまれる大田区屈指の桜の名所となりました。
馬込はまた、大正末期から昭和初期を中心とした時期、多くの文士や芸術家が住み、いつしか「馬込文士村」と呼ばれるようになった地でもあります。

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「馬込文士村大桜まつり」は、地域の活性化、商店会振興の気持ちを込めたまちづくりを目的に、馬込地区自治会連合会・商店会が実行委員会を設置し、平成3年から毎年開催しています。
毎回、約1万5千人もの人出で賑わう、大田区内では春最大のおまつりとして定着しています。

4月3日は、あいにくの小雨模様となりましたが、雨を吹き飛ばすように、正午から地元中学生によるストリートダンス・ソーランが披露された後、メイン会場である桜並木公園で開会式が行われました。午後1時には、流し踊りがスタートしました。
今年は13団体の踊り手が参加し、約600メートルにわたる桜並木通りを道一杯に広がり、桜花舞う中踊る姿は壮観でした。

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その後、各地の連8団体による阿波踊りの競演が華やかに行われました。
流し踊り、阿波踊りのほかにも、地元が出店している模擬店や名馬・磨墨(※)のふるさと岐阜県郡上市明宝の特産品の販売もあり、来場者達は満開の桜を眺めながらまつりを楽しみました。
また、会場では俳句大会も開催され、老若男女が桜にちなんだ句を詠みました。
会場付近では「大桜まつり」の開催に伴い、4月3日に限り、龍子記念館、熊谷恒子記念館、大田区立郷土博物館が無料開放されました。

※磨墨(するすみ)…宇治川の先陣争いで名を馳せた梶原景季(かじわらかげすえ)の愛馬