世田谷で中学生がデザイナー体験!~自分の中学校の魅力をPR~

世田谷区教育委員会は、子どもが自らの才能や個性に気づき、将来の夢や目標を発見してたくましく成長できるよう、世田谷区立小中学校の
児童生徒を対象に「才能の芽を育てる体験学習」を行い、普段の授業や生活では体験できないような企画を多数実施しています。
そのプログラムの一つ「デザイン講座」(中学生対象・全3回)が今年2月に開講し、「クライアントから受注を受けて成果物を作り出す」
プロセスについてプロのデザイナーから指導を受けて、今回、全3回の講座の最終回を迎えました。

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今回の講座のテーマは、「School Pride~自分の学校をPRするポストカードをつくろう」。
これは、自分の学校をPRするために、自分の想いを伝えるための対象のリサーチ、伝える言葉の思考、伝わるデザインをイメージすることを通して「デザイン」の仕事を学ぶことが目的。

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1回目の講座で受講生は、世田谷区側から「仕様書」による仕事の発注を受けて、クライアントの求めているデザインコンセプトについて考えました。
2回目は、講師からフォントやキャッチコピーの効果について講義を受けた上で、今回のテーマをどのようにPRすべきか各自で考え、イメージを膨らませながら、持ち込んだ画像等の素材を活用し自由な発想でデザインを作り上げました。

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今回は、完成した作品をスクリーンに映しながら、受講生が作品で工夫した点や苦労した点などを発表しました。
受講生は、「自分の学校がとても自由な校風だということをキャッチコピーや色合いとデザインで表現するのが難しかったけど楽しかった。」と
嬉しそうに話していました。
講師からは、「デザインと言葉だけで伝えたいことを表現することは難しいけれど、表現力はこれから社会に出る上でも必ず役に立つこと。皆さんのオリジナリティ豊かな発想力に触れることができてやっていて楽しかったし、今後才能の芽として伸びていくことが楽しみ。」と終了後の感想が聞かれました。