“馬込文士村”地域発の「散策マップ」が完成!馬込特別出張所などで無料配布中!

大田区の馬込地域は、大正末から昭和初期にかけて、川端康成や尾崎士郎、北原白秋、「昭和の広重」と言われる浮世絵師・版画家の川瀬巴水など、多くの小説家や芸術家がこの地域に魅せられ居住し、いつしか「馬込文士村」と呼ばれるようになりました。
現在でも、馬込桜並木など多くの自然が残り、多くの学校を抱える文教地区として進取の気性にあふれた、新旧が共存する豊かな文化香るまちとなっています。

そのような馬込のあちこちを、ぶらりと探訪するための「文化の香る坂道のまち 馬込まち歩きマップ」が完成しました。

平成27年度、馬込地区で、5つのモデルコースをつくり、夏から秋にかけて馬込らしい風景や店を発見するワークショップ型の「まち歩き講座」が実施されました。講師は、地域情報紙編集委員をはじめとする馬込に長く暮らす地域の人たちで、講座では、地元だからこそ知っている情報が多く提供され、参加者にとても好評でした。
完成した「まち歩きマップ」は、このまち歩きを土台にして、”馬込の見どころ”をまとめたものです。

散策マップDSC_0002

マップには、まち歩き講座の参加者アンケートで上位になった場所が「お薦めスポット」として写真入りで掲載されれているほか、自治会・町会や商店会との協働で、花や緑を楽しみながら小休止できる公園や店舗など、地元っ子お気に入りの場所が厳選して取り入れられ、また、主要駅からのアクセスとともに、各コースには、目安となる距離と時間が掲載されています。

講座からマップ完成までのメンバー共通の目標は、「誰よりも楽しむこと」。
このため、馬込地域への愛情と、あたたかい雰囲気が伝わる優しい仕上がりとなっています。
馬込に暮らす人々が、豊富な地域資源を再認識することで、地域により一層の愛着と誇りを持ってもらうことと、馬込を訪れる人には、緑豊かな坂道の風景の中に、文士の面影を感じながら散策してもらいたいとの思いが込められています。

完成した「まち歩きマップ」は、10,000部発行され、3月1日以降、馬込特別出張所、JR大森駅他マップ掲載の店舗等で無料配布されています。