地域のトピックス

世田谷区立羽根木公園（世田谷区代田）で、「第39回せたがや梅まつり」が開催されています。
今年は、昨年に比べ気温が高い日が多かったことから開花が早く、園内の梅の花はまさに見ごろを迎えています。
「せたがや梅まつり」は、春の訪れを楽しむことができるおまつりとして開催され、開催期間中の土・日・祝日には、様々な催し物が行われるほか、模擬店や植木・園芸市、梅にちなんだ食べ物の物品販売も行われています。


晴天に恵まれた2月28日には、抹茶の野点や、三土代会（みとしろかい）の餅つき、舞台の催し物などが行われ、多くの人で賑いました。
茶道小笠原流の野点は、お茶室のある日本庭園で梅の花とともに楽しむというもの。参加した夫婦は「毎年この野点を楽しみに来ています。近くで貴重な体験ができるので、すばらしいと思います。」と楽しんでいました。

三土代会の餅つきは、威勢の良い掛け声とともに何本もの杵で次々とテンポよく餅をつき、迫力ある様子で会場を盛り上げました。
三土代会は、江戸時代から伝わる独特の餅つきを伝統文化として保存活動を行っている団体で、「代田餅つき」は区の無形民俗文化財に指定されています。
できあがった餅は、参加者に振舞われ400人以上もの長蛇の列ができました。列に並んだ男の子は「できたてでおいしい。このきな粉もちが好き！」と笑顔でつきたてのお餅を食べていました。


模擬店前では、花より団子とばかりに地域の商店街のつくる食べ物を目当てに多くの人が集まり、舞台で行われる舞踊などを見ながら味わっていました。

梅まつり実行委員会の齋田実行委員長は、「この梅まつりは、野点や餅つき、筝曲など、日本の伝統文化と、地域の方が運営する模擬店や舞台などが融合し、“せたがや”らしさがあふれています。今日も多くの方に楽しんでいただいているので、うれしいかぎりです。」と梅まつりと地域への思いについて話していました。


【せたがや梅まつり】
世田谷区立羽根木公園（世田谷区代田4-38-52）
３月６日（日）まで開催　開園時間：10:00～16:00
問合せ：せたがやコール　03-5432-3333　（8:00～21:00年中無休）