外環道東名ジャンクション(仮称)換気塔色彩デザインコンクール の入賞作品を表彰

■作品テーマ「草木、しげりて。」で色彩デザイン賞1席を受賞した調布市在住の藤森伝一さんの作品の様子


外環道東名ジャンクション(仮称)換気塔色彩デザインコンクールの入賞作品表彰式が、3月4日、世田谷美術館講堂で行われました。

みどり豊かな国分寺崖線や野川に近接した位置に、外環道地下トンネルの換気塔の設置が予定されることから、この換気塔が周辺の風景と調和した存在となるよう、また、区民の多くの人に風景や色彩について関心を持ってもらおうと、昨年10月からの約2ヶ月デザインの募集が行われました。
区民をはじめ全国から166点もの個性と魅力溢れる作品が寄せられ、大学教授などの学識者や成城・喜多見・砧町会推薦の区民などで構成される審査委員会により入選作品が決定されました。

作品展の様子DSC_0010
■外環道東名ジャンクション(仮称)換気塔色彩デザイン作品展の様子
表彰式の様子DSC_0125
■表彰式の様子
藤森さんのスピーチDSC_0123
■藤森さんのスピーチの様子

表彰式では、作品テーマ「草木、しげりて。」で色彩デザイン賞1席を受賞した調布市在住の藤森伝一さんが、「この作品は、野川の流れや国分寺崖線の風景に思いを馳せ、豊かな自然をモチーフにしました。個人的な話をさせていただくと、私は若い時に世田谷美術館を設計した内井昭蔵先生の事務所に在籍していました。先生も自然の環境であるとか、人の想いを大事にしなさいと言われていて。建物の方も美術館から先生が、世田谷のために頑張りなさいと言われているように感じています。本日は本当にありがとうございました。」とデザインに込めた思いなどを述べていました。

今後は、この色彩デザインの着彩を前提に、実現性や必要な修正などが検討され、着彩原案として東京外かく環状道路事業者への提案が予定されています。

記念講演では、色彩デザインコンクール審査委員長で、多くの自治体で環境色彩ガイドライン策定に関り、景観アドバイザーなどの経験を持つ武蔵野美術大学の吉田愼悟教授が、地域の色のつくり方などについて語り、参加者たちはこれからの世田谷の風景づくりについて考えを深めていました。

この『世田谷都市デザインフォーラム2018』の様子を、下記の番組でご紹介します。

■「地モトTVおかえり!TOKYO」(地デジ10ch)
3月20日(火)放送予定
午前7:00~、午後7:00~、午後10:00~

是非ご覧ください!