1年を通して目黒を学ぶ「目黒学」 27年度の受講者に修了証

2月20日、東京都立桜修館中等教育学校でめぐろシティカレッジ講座・目黒学パート21「文学とめぐろ」(全15回)の最終回「まとめ 文学から見る“目黒”」が行われ、目黒区民など16人が参加しました。

めぐろシティカレッジとは、平成7年に目黒区・東京都立大学・同大附属高校・東京都教育庁の4者が設立した「めぐろシティカレッジ振興会」が運営し、目黒区民などを対象に大学と同等レベルの授業を約1年間にわたって展開する生涯学習講座。
平成27年度は、「目黒学パート21」のほか、「『色』が結ぶ世界」ほか、全部で4つのテーマで開講されました。

めぐろカレッジ2

今回最終回となる「目黒学パート21」の講座では、文学作品に登場する目黒の描かれ方から作家に愛された目黒の姿を学習し、実際に描かれた場所を見学するなどして「別な視点からの目黒の魅力」を長期的・体験的に学んできました。
最終回は、約1年間に渡る講義内容を振り返りながら、あらためて知識を深めることが行われました。ときどき笑いを交える講師の流れるような話しに、受講者はみな楽しみながら学んでいる様子でした。

最後に、オリエンテーションとして、受講者と今回の感想や今後「目黒学」で深めてみたいテーマを語り合いました。
「目黒にゆかりのある、童謡や絵本作家の作品と目黒との関わりについて学びたい。」、「名誉区民でもある王選手をはじめ、目黒にゆかりの有名スポーツ選手も多くいるので、スポーツと目黒についてはどうでしょう。」などそれぞれの思いや感想を話していました。

講師の山崎憲治さんは「目黒学をはじめて20年以上経ちます。はじめは苦労しましたが、目黒学はみなさんで作っていくことが大事です。また来年お会いできることを楽しみにしています。」と話し、平成27年度の講義が終了しました。

講座終了後、15回すべての講義に参加した受講生に皆勤賞が贈られ、出席日数が全体の3分の2以上ある受講生には修了証が贈られました。
皆勤賞と修了証を贈られた受講者は、「目黒学を10回以上受講していますが、皆勤賞は初めてです。生まれた時から目黒に住んでいますが、知らないこともたくさんあり、とても勉強になりました。来年度は違うテーマにも参加したいです。」と嬉しそうに語っていました。