大田区伝統工芸士制度を創設 5人を認定

■今回、『大田区伝統工芸士』として認定された本阿彌 光洲さん(刀剣研磨)


大田区では、区内外で活躍する区内在住の伝統工芸士の社会的評価の向上を図るとともに区民の伝統工芸への興味・関心を喚起するために、『大田区伝統工芸士認定制度』を創設しました。
大田区伝統工芸士認定審査会の実施を経て、今回、大田区長より、5人が大田区伝統工芸士として認定されました。


■本阿彌 光洲さん(刀剣研磨)
平成26年度「重要無形文化財保持者(人間国宝)」認定

■宮﨑 靜花さん(日本刺繍)
英国チャールズ皇太子殿下に作品献上、大河ドラマ「おんな城主 直虎」
において出演者が刺繍をする場面において技術指導を行う

■伊東 孝夫さん(東京三味線)
東京都から「東京都伝統工芸士」認定、大田区伝統工芸発展の会代表

■春原 敏雄さん(江戸表具)
経済産業省から「卓越した技能者(現代の名工)」認定

■吉澤 均さん(江戸和竿)
東京都職業能力開発協会「職人塾」講師

2月19日には、大田区役所にて認定証の贈呈式が行われました。
清水副区長から認定証が贈呈された後、各工芸士がそれぞれの作品や略歴を示したパネルを持ち寄り、その紹介が行われました。本阿彌さんにから室町時代から続く本阿彌家の系譜図をもとにした本阿彌家の歴史についての説明があったほか、宮﨑さんからは刺繍作品の特徴についての話がありました。

5人の認定者
■『大田区伝統工芸士』として認定された5名
作品紹介の様子
■作品紹介の様子

今後、大田区伝統工芸士は区内のイベントに参加したり、伝統工芸の振興や興味・関心を持つきっかけづくりに取り組んだりしていくということです。

2月28日からは、JR蒲田駅に直結しているグランデュオ蒲田3階東西連絡通路で「おおたの文化フェアin GRANDUO」にも参加、実演やワークショップなどが実施されています。

■おおたの文化フェアin GRANDUO

日時:2月28日(水)~3月13日(火)10:00~21:00
場所:グランデュオ蒲田3階東西連絡通路