学校給食の地産地消メニュー「目黒の大根」~目黒区内農家による無償提供~

■目黒の大根を使用した給食
<献立>大根菜とじゃこのご飯、根菜入りむろあじつくね、大根の味噌田楽、みそ汁、牛乳


12月15日、目黒区立中根小学校(校長:藤井良江、児童数:412名)で、目黒区内農家による無償提供大根を使用した給食が実施されました。

この大根の無償提供は、世田谷目黒農業協同組合(JA世田谷目黒)を通じて、目黒区農業振興運営協議会(会長 小杉 衛さん)から、「食育への活用など、地産地消や都市農地を理解する機会としてほしい。」という趣旨で、区立小・中学校とこども園を対象に、給食食材としての大根の寄付申出を受けたものとなります。この寄付は平成24年度から行われていて、今回で6回目となり、ことしは、青首大根2,030キロ(665本)が寄付されました。

この日は、青木英二目黒区長をはじめ区関係者、目黒区農業振興運営協議会、世田谷目黒農業協同組合、生産者が学校を訪問しました。給食前には、区から目黒区農業振興運営協議会、世田谷目黒農業協同組合への感謝状の贈呈が行われました。

給食のいい匂いが漂い始めると、児童のお迎えにより、関係者一同は6年生の教室に移動となりました。生産者の思いが込められた青首大根を使った給食を前に、青木区長が「地産地消とはどういう意味か知っていますか?」と児童に問いかけると、「その土地で作ったものをその地域で消費すること」との的確な回答がありました。「この大根はみなさんの生活している土地の水や空気でできたもので、とても安心で新鮮な大根です。都市の農地はたくさんの役割もあり、そういったこともこれからたくさん勉強してください。」とあいさつをしました。

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■地産地消について話す青木英二目黒区長の様子
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■生徒と共に賑やかに給食を食べる関係者の様子

お待ちかねの給食タイムでは、中根小学校の大嶋栄養士から、「今日はとても丁寧に給食を作りました。大根に味がしみ込みやすいように面取りをしたり、米のとぎ汁で下ゆでしたりと、いただいた大根を美味しく食べられるよう頑張りました。」と、今日の献立について説明がありました。生産者の栗山氏からは、「目黒区八雲三丁目にある畑で作っています。高齢ですがやりがいを持っており、これからも頑張って野菜を作っていきたいと思います。」と児童に向けて話がありました。

児童からは「今日の給食とっても美味しいよ!」との感想があり、関係者たちと様々な話をしながら一緒に給食を楽しんでいました。また、大根の味噌田楽を大事そうに食べている児童も見られ、地元で採れた野菜を使った給食の美味しさを味わう喜びをうかがわせていました。