障がいのある人もない人も相互理解を深めよう!『めぐろふれあいフェスティバル』開催

■来場者もステージに上がり合唱を!アトラクションフィナーレの様子


めぐろパーシモンホールで、「平成29年度めぐろふれあいフェスティバル~障害者週間記念事業~」が12月9日に開催されました。このイベントは、障害者週間(12月3日から9日)にあわせ、障害のある人への激励、障害のない人との相互理解を深め、障害福祉を広く啓発することを目的に実施されました。ことしも大ホールでは、区長表彰、歌謡曲コンサート等のアトラクションが行われたほか、大ホールロビーのホワイエでは、障害者福祉施設による手作り作品の販売や障害者福祉施設・団体の活動を紹介するパネル展示が行われました。

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■大ホールロビーのホワイエ 障害者福祉施設による手作り作品の販売の様子
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■会場は大賑わい!!

大ホールでは式典に先立ち、青木英二目黒区長より、「このイベントは平成16年度からスタートして今年で14回目となります。ネーミングのとおり、多くの皆さんとふれあい、お友達を作って、素晴らしいイベントにしていただきたいと思います。」と挨拶が行われました。

式典では、障害のある人のうち、自立生活者4名と自立生活努力者8名が表彰され、青木英二目黒区長より表彰状と記念品が手渡されました。自立生活者表彰は、一般企業で就労し、自立した生活を送っている人に行われるもので、自立生活努力者表彰は、福祉施設(区内の福祉工房など)に通い、自立した生活に向けて日ごろの努力が認められた人に行われるものとなります。

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■式典の表彰の様子

自立生活者として表彰された聴覚障害のある人は、「社会の中では、どうしてもろう者はマイノリティー(少数派)になります。聴者からすると、ろう者のことは理解しづらい部分があるかと思います。聴者に囲まれて生活する中で、いつも自分の思いをどのように伝えればいいかということを考えています。ろう者の子ども達がたくさんいますが、将来、日本の社会の中で聴者の皆さんと対等に生活していくにはどうすればいいかを考え、わたしも頑張っていきたいと思います。」と語っていました。

第二部のアトラクションでは、風呂わく三(ふろわくぞう)さんによる司会のもと、星雨(せいう)さんと孔得偉(こうとくい)さんによる中国雑技とアクロバットが披露されたほか、ヘルシー松田さんによるパントマイム、芹 洋子(せり ようこ)さんによる歌謡ショーが行われました。フィナーレでは芹洋子さんと来場者による「世界に一つだけの花」の大合唱が行われ、来場者もステージに上がり一緒に歌を歌うなど、会場全体が一つになってイベントが締めくくられました。

その他、区民キャンパス内にある八雲体育館では「めぐろふれあいフェスティバルdeスポーツ」が開催され、障害の有無に関わらず、子どもから高齢者まで誰もが気軽にスポーツを楽しむことができるイベントとして、車椅子バスケットシュートやブラインドサッカー、卓球、ボッチャなどが行われ、親子連れや高齢者など多くの人たちが楽しむ姿が見られました。