ケニア共和国とのホストタウン事業にかかる覚書の締結

■覚書お披露目の様子


11月7日、目黒区とケニア共和国とのホストタウン事業にかかる覚書の締結式が行われました。ケニア共和国大使館特命全権大使「ソロモン・カランジャ・マイナ閣下」が目黒区総合庁舎に到着すると、大勢の関係者や区職員らがケニア共和国の旗を振りながら「Jambo!(スワヒリ語で『こんにちわ』の意味)」と、熱烈な歓迎が行われました。

目黒区がケニア共和国と覚書締結に至った経緯として、ケニア共和国大使館が1989年に目黒区八雲に移転し、「MIFA国際交流フェスティバル」への参加やリオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピック競技大会に際し、母国語応援メッセージビデオにいち早く協力したことがあげられます。さらに、目黒区が主催する「新年のつどい」や「平和祈念のつどい」等への参加や、昨年実施した目黒シティランには、留学生がゲストランナーとして参加するなど、日頃から地域との交流が盛んに行われています。

2016年5月には、ケニア共和国大使館の大使が区長を訪問、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会での協力の申し出があり、これまでの大使館の目黒区への協力を踏まえ、東京2020大会への機運醸成の一つとして検討が進められ、ホストタウン事業にかかる覚書を調印することとなりました。

01覚書取交しの様子
■青木英二目黒区長とケニア共和国大使館ソロモン・カランジャ・マイナ閣下が覚書を取交す様子
03関係者によるフォトセッション
■関係者によるフォトセッションの様子

覚書の締結にあたり青木英二目黒区長は、「ケニア共和国は、陸上競技が大変盛んなので、目黒の子どもたちに陸上競技の素晴らしさを伝えていただくことなど、様々な交流を推進してまいります。また、東京2020大会期間中は、区としてもケニア共和国の選手の応援に力を入れていきたいと考えています。今後とも、スポーツ、文化、教育など幅広い分野で、ケニア共和国大使館と目黒区との友好交流が末永く発展することを期待しています。」と挨拶し、ソロモン・カランジャ・マイナ閣下からは、「ケニア大使館は1989年に目黒区に移転して以来、長年に渡り目黒区との友情を深めてきました。ホストタウン事業における目黒区とケニア大使館の連携は、両国のスポーツ分野におけるこれまでの功績を称えるものとなります。このパートナーシップが相互利益をもたらすために、両者の友好関係と文化交流を更に深めていくことを心より願っております。」との挨拶がありました。

ホストタウン事業にかかる覚書は、目黒区長とケニア大使がそれぞれ署名を行い、これを相互に取り交わすことにより、滞りなく覚書の締結が成立しました。